「言葉一つが肝心」と思いやりの心忘れず – 修養科の四季
2026・2/25号を見る
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第1006期 太田由宇さん
25歳・仙台市・奥一分教会所属
5年前、教会長子弟の夫との出会いを機に天理教のことを知りました。当初は戸惑いもありましたが、教会へ足を運ぶ中で、会長さんや信者さんの温かさにふれ、自然と信仰を求めるようになりました。3年前に結婚し、義父である会長さんや夫がおつとめを勤めたり、おさづけを取り次いだりする姿を目にするたびに、「私も信仰者として成長したい」という思いが次第に強くなっていきました。
一方で、2年前の息子の出産後から、ささいなことで夫と口論になることが増えました。息子の体調不良をきっかけに夫婦げんかをした際、義父母は「相手の心は自分の心を映している。人を変えるより、まずは自分が変わることが大切だよ」と優しく諭してくださいましたが、そのときは言葉の意味を十分に理解することができず、一人で思い悩んでいました。
その後、「おてふりを勤められるようになりたい」「おさづけを取り次げる人になりたい」「会長さんの言葉の真意を知りたい」 といった思いが募るなか、「修養科が自分を変えるきっかけになるかもしれない」と昨年4月、夫と相談のうえ、家族3人で志願しました。
夫婦で寄り添いたすけ合って
おぢばでの生活は慣れないことばかりでしたが、クラスメートや教養掛の先生方に支えられ、夫婦仲良く通っていました。
ところが2カ月目の途中、ささいなことをきっかけに夫と衝突。志願前と同じことを繰り返していると反省し、「相手の心は自分の心を映す」という言葉の意味に思いを巡らせました。
直後のねりあいの授業で、このことについて話すと、クラスメートの一人が、「言葉一つが肝心。吐く息引く息一つの加減で内々治まる」(『稿本天理教教祖伝逸話篇』137「言葉一つ」)というお言葉を教えてくれました。
そして、そのお言葉をもとに夫との向き合い方を振り返る中で、心に余裕がないときほど夫に甘え、外で抑えていた感情を自分勝手にぶつけていたことに気づいたのです。
「自分の言動が夫との衝突を引き起こしていたのだ 」。会長さんのお諭しの意味が胸にすっと治まった瞬間でした。
以後、親神様・教祖の思召に適うよう思いやりの心を忘れず、親しい相手だからこそひと呼吸置いて声をかけることを意識するように。すると、それまで気づかなかった夫の優しさに目が向くようになりました。
そうした姿勢を心がける中で、夫も優しい言葉を返してくれることが増え、互いに寄り添い、たすけ合いながら、修養生活を送ることができました。
また、3カ月目に、念願のおさづけの理を拝戴。以降、クラスメートや詰所の仲間におさづけを取り次がせていただくようになりました。おさづけを取り次いだ人から「あなたに取り次いでもらってから痛みがなくなった」と声をかけていただいたとき、その人の笑顔に、親神様・教祖のお働きを実感し、人をたすける喜びを味わわせていただいた3カ月となりました。
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修了後は、子育てに仕事にと慌ただしい日々が続いていますが、できる限り所属教会の月次祭に参拝し、お道に心をつないでいます。そうした中で、第二子を授けていただきました。
3カ月の修養生活を通じて、神様からようぼくとしての心構えを教えていただいたように思います。これからも相手に寄り添う心を忘れず、悩み苦しむ人がいれば進んでおさづけを取り次がせてもらいたい。そして、お腹の子を無事出産できるよう、夫婦で神様にもたれて成人の歩みを進めていきたいと思います。










