共働きのため娘が寂しがる – 人生相談
Q. 夫婦共働きのため、小学校低学年の娘を学童保育に通わせているのですが、最近、娘が「お父さんとお母さんがいないと寂しい」とこぼすようになりました。娘にどんな言葉をかけてやるべきでしょうか。(30代女性)
A. アドバイスを三つさせていただきます。
まずは、子供との関わりの「量」を「質」で補うことです。これは、育みの行動で表すことができます。これを、五つの行動の頭文字からスケール「SCALE」と呼びます。
「Support」(サポート)は、子供と一緒に過ごす中で必要に応じて助ける。「Care」(ケア)は世話取り。「Acceptance」(アクセプタンス)は思いを受け入れる。「Love」(ラブ)は、笑顔やスキンシップなど愛情を示す。「Encouragement」(エンカレッジメント)は、良い考えや行動を褒めて励ますことです。
親が「育みの行動」を実践することで、子供は親から大切にされていると感じ、前向きな意欲が湧いてきます。子供と過ごす限られた時間の中で、バランスよく実行してみてください。
二つ目は、学童保育への関心と協力です。学童の行事に積極的に参加して職員さんと良い関係を築き、何か手伝えることはないかと申し出てはどうでしょう。親と学童との信頼関係は、子供の学童への意欲的な参加を促します。
最後に、親神様の十全のご守護を頂くため、日々の信仰実践を意識しましょう。たとえば、水のようにどんな所にも馴染み、合わせる心を持つなど、与えられた場所で陽気ぐらしを心がけてみてください。
回答者:堀健一 (家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長)