仕事仲間の孫の話題を聞くのが億劫 – 人生相談
Q. 近ごろ、仕事仲間たちとのお茶会の席で、孫の話題がよく上がります。孫のいない私は肩身が狭く、自分が楽しめない会話を聞かされるのが億劫です。もっと広い心を持てればいいのでしょうが。(60代女性)
A. 一般論を言えば、まだ孫がいないあなたにとって、孫の話題を聞かされるのはつらいでしょうから、そのことを仕事仲間に正直に伝えることが大切です。
私たちは何げない会話の中で、相手の立場や置かれている環境などを、つい意識せずに話していることがあります。そして、知らずしらずのうちに相手を傷つけ、大切な仲間を失ってしまうケースもあります。ですから、自分と相手の立場や環境について、あらかじめ共有しておくと、トラブルを未然に防ぐことができます。私自身、大切な方と重要な話をする場合、まずおつとめを勤めることで親神様・教祖にお働きいただけるようお願いしています。
孫がいないことをどうしても伝えられないのであれば、孫の話題が出た際は、それとなく別の話題に変えてみるのも対処の一つになるでしょう。
それでも難しい場合は、仕事仲間との会話を、おたすけの場面だと捉えてみてはいかがでしょう。孫の話題が出たら、「孫がいると楽しいことも大変なこともある」「これも人生の勉強」と思い、広い心を持って聞いてみる。楽しめない会話も、自分にとってのおたすけの場面だと考えて聞かせてもらうのです。自分が話すだけでなく、相手の話を親身に聞くこともおたすけにつながります。
回答者:平澤勇一(磐城平大教会長・福島教区長)