祖母のためにできること – 読者のひろば
中村さくら(22歳・北海道小樽市)
83歳の祖母は、所属教会の御用に毎日勤しんでいます。
祖母は、手作りのマスクを信者さんに手渡したり、一昨年に出直した祖父や信者さんの祖霊様に供える花を育てたりと、いつも勇んで通っています。
一方、大学生の私は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で日常のあらゆる活動が制限されたいまの状況を喜べない日が少なくありません。
こうしたなか、どんなときも明るく陽気な祖母を慕い、最近、教会へ足を運ぶ機会を増やしています。祖母の後をついて回り、教会の掃除や園芸、月次祭の準備や片づけなどを手伝うのです。
祖母と一緒に過ごす時間が増えたことで、気づいたことがあります。
それは、祖父の出直しから少し時間は経ったものの、祖母は表向きは明るく振る舞ってはいても、言いようのない寂しさを抱えているということ。そんな祖母のために私にできることは、おさづけの理を一日も早く拝戴し、高齢の祖母に長生きしてもらえるよう、毎日おさづけを取り次ぐことです。
現在はコロナ禍の影響で、なかなかおぢばへ帰ることが叶いません。大好きな祖母と一緒におぢば帰りができる日を楽しみに、これからも教会へ足を運び続け、コロナ禍の終息を祈りたいと思います。
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