第15期読者モニターアンケート企画 – 第2回「おたすけ」について
ようぼくが信仰生活を送るうえで感じる素朴な疑問や悩みについて、編集部が独自調査を実施。このコーナーでは、さまざまな疑問や身近な悩みについて、読者モニターたちが自身の体験や考えを交えながら共に解決への糸口を探していく。第2回は、「おたすけ」に関する疑問・悩みについて“つながりTalk”を紙上紹介する。
Q. 目の前に困っている人がいても、恥ずかしくて声をかけられません。どうすれば勇気をもって声をかけられるでしょうか?(20代男性・学生)
教祖が「自分のために、その人と出会わせてくださった」と考えると、少し勇気が湧くかもしれません。もし困っている人と遭遇し、声をかけることができたら、まずはしっかりと話を聞けばいいのです。
内田滋(74歳・東興道分教会教人・天理市)
その人を実際にたすけるのは、私たち人間ではなく親神様です。私たちは、教祖の道具衆としてお使いいただくという気持ちを忘れないことが肝心です。
秦孝志(86歳・羽床分教会教人・茨城県稲敷市)
あるテレビ番組で「ハンディのある人には、まずあいさつをして『何かお手伝いできることはありますか?』と声をかけてください」と紹介されていました。このように、相手が何を求めているかを知るつもりで声をかけるのも一つです。もしもの場面では気負わず、自然に声をかけるよう心に決めておけば、あなたの気持ちも軽くなるのではないでしょうか。
生駒優子(52歳・名愛分教会ようぼく・名古屋市)
突然、見ず知らずの人にお道の話をしたり、おさづけを取り次いだりすることに、最初は抵抗を感じるものです。まずは、家族や友人など身近な人に声をかけてはどうでしょうか。
大塚徹(63歳・櫻地分教会ようぼく・奈良県香芝市)
私はなかなか声をかけられないとき、教祖ならどうなされるかを考え、「教祖、お力を貸してください」と心の中で言うと、不思議と声をかける勇気が湧いてきます。
髙橋ひろみ(51歳・船三咲分教会教人・天理市)
Q. 具体的なおたすけの行動が思いつきません。皆さんはどんな“おたすけの一歩”を踏み出していますか?(40代女性・主婦)
看護師として勤めています。不安な気持ちで受診される患者さんに少しでも安心してもらえるよう、マスクとフェイスガード越しですが、笑顔と優しい声かけを心がけています。
倉田里奈(50歳・吉田郷分教会ようぼく・東京都福生市)
おたすけの機会は、倒れている自転車を元に戻すなど、日常生活の中でも見つけられます。自分がしてもらってうれしいことを考え、気がついたことから行動に移してみてください。
宮沢星人(24歳・志津川分教会ようぼく・大阪市)
家族や知人など、身近な人の中で悩みを抱える人に手を差し伸べることも立派なおたすけです。“特別なことを”と思わず、まずはあなた自身が信仰生活を楽しんでください。生き生きとした姿は、自然と誰かの心に映るはずです。
岡本賢一(72歳・城山大教会ようぼく・那覇市)
私が日ごろ心がけているのは、友人や近所の人との何げない会話で、話を“聞く側”に回ることです。いまはSNSを介して遠くの人とも話せる時代です。いつでもどこでも相手を思いやる心が大切ですね。
山田澄江(58歳・本房日分教会教人・埼玉県桶川市)
コロナ禍で自宅待機が続いたとき、ママ友たちが心配になり「Zoomで集まりませんか?」と声をかけました。話を聞くと、それぞれ不安や悩みを抱えていたことが分かりました。「一人ではない」と感じるだけで、心が救われる人がいることを実感しました。
川田真紀子(46歳・玉島ロスアンゼルス出張所長夫人・米国カリフォルニア州)
おたすけの一歩を踏み出したい人に
宮﨑伸一郎著
『神様からの宿題』
定価=935円[本体850円]新書判並製/208ページ
WEBストア
https://doyusha.net/SHOP/9784807306411.html
本書は、臨床心理士として悩める人の心に寄り添い続けた一人の教会長の珠玉のメッセージ集。
本文中では「陽気ぐらしをすることと、人をたすけることが、最初に“宿題”として神様から与えられている」として、「その子と一生付き合っていくのが、おたすけ人の使命」と、熱く語りかけてくる。
心に響く優しい筆致の中に、きっと“自分にできること”が見つかるはずだ。
信仰生活を送るうえで浮かんでくる素朴な疑問や悩みを募集しています。詳細は下記URLから。
https://forms.gle/GUwJWeg6wahCNsoR7
読者投稿スナップ – おやさとMemories
親子孫三世代の鳴物練習
田中一慶(35歳・美濃福富分教会長後継者・岐阜市)
「こどもおぢばがえり」の「おつとめまなび教室」で、親子孫の3世代そろって鳴物練習をしたときの1枚です。左から父、息子、私の順で拍子木を打ちました。このとき、それまで息子に鳴物に触れさせる機会が少なかったと反省し、昨年「少年会おつとめまなびの集い」と銘打った行事を教会で初めて開きました。子供たちが鳴物を学ぶ良い機会になりました。
読者の投稿作品をご覧いただけます。また、思い出の写真を募集しています。詳細は下記URLから。
https://doyusha.jp/oyasato-memories/
騒ぐ子供たちゲームで静かに
山本健児(54歳・神加分教会ようぼく・神戸市)
ある日、電車に乗っていると、若い夫婦が二人の子供を連れて乗車した。その子供たちは、乗車するなり吊革で遊びはじめ、車内に騒ぎ声が響いた。乗客の中には、険しい顔色で睨む人も。
そんななか、子供たちの父親が「静かにするゲーム! シーン」と子供たちに声をかけた。すぐにピタッと動きを止めて、にっこりと顔を見合わせる子供たち。その様子に、車内の空気がほっこりと和んだ。
子供たちを頭ごなしに叱らずに、同じ目線で諭したその夫婦に感心するとともに、とても微笑ましく温かい気持ちになった。
身の周りで心が“ほっこり”したエピソードを募集しています。詳細は下記URLから。
https://forms.gle/iVUVcx5GrRrPiy677