「集会」80周年 – ひながたをたどり活発な談じ合いを
昭和16年の「天理教教規」改定により発足した「集会」。現在、表統領から任命された集会員によって、教規の変更、教庁の予算・決算、教会教費などの議案が審議・採決されている。こうしたなか、11月27日、集会が発足80周年を迎えたことを記念して陽気ホールで記念式典が執り行われた。
席上、宮森与一郎・内統領が真柱様のメッセージを代読した。
その中で、「集会の本義は談じ合いにある」と明示したうえで、「集会は、教内の一手一つの活動を目指して、集会員が率直な意見を交換し、満場一致の結論に導けるよう、どこまでも心を寄せ合い、談じ合いを重ねていく場を指す」と述べられた。
続いて、満場一致の治まりを願うには、互いの努力や協力は言うまでもなく、一人ひとりの考え方の根元に同じものがあるということが大切な点であると指摘。「考えの根元には揺るぎない親神様の思召、教祖の教えが必ずあるはずである」と示された。
さらに「時代が変われば世の中の様子も考え方も当然変化していく。だからこそ、ひながたをより身近に感じ、わが事として据える、それ相応の努力や工夫が必要である」と話された。
最後に「集会の場での活発な談じ合いが、ひながたをたどる人々の勇みの台となり、たすけ一条の道の広がりにつながっていくよう、皆さん方が集会員の勤めをしっかり果たしてくれることを心から願う」と締めくくられた。
続いて、中田善亮・表統領があいさつ。本部も教会もようぼくも、教祖のひながたの道を歩む兄弟姉妹として、一手一つにたすけ一条の道を邁進できるよう、しっかりとその屋台骨を組み支えていきたいと述べたうえで、「これからも集会の皆さんのお力を頂き、間違いのない道筋を立てさせていただきたい」と語った。
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なお、式典後の27日午後には第257回定時集会が招集され、「教規変更準備委員会規程」などについて審議・採決された。