お道の若き芸術家 全日本学生美術展で入賞 – 天理高校美術部
2026・3/25号を見る
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天理高校美術部の西畑絢香さん(2年)と下村幸彦さん(1年)は、先ごろ開かれた第70回「全日本学生美術展」(主催=全日本学生美術会)に作品を出展し、西畑さんが油絵部門で「特選」を、下村さんが水彩画部門で最高位とされる「推奨」を、それぞれ受賞した。
細かな描写にこだわり「特選」
西畑絢香さん
中学では運動部に所属していた西畑さん。絵の上手な友人に憧れ、「私も絵を描けるようになりたい」と高校では美術部に入った。
作品のタイトルは「棚」。
部室内に置かれた棚を題材に、昨年9月ごろから制作に着手。キャンバス全体のバランスに注視しながら、ビンや時計など棚に並べられたさまざまな物を細かく描写することにこだわり、約4カ月かけて作品を完成させた。
西畑さんの作品は、応募総数約1500人の油絵部門の中で、44人に与えられた「特選」を受賞した。
今回の受賞について、岩谷富男部長(65歳)は「1年生のときから、観察したものをその通りにキャンバスに表現する力を培ってきた。その積み重ねが評価されたのでは」と話す。
西畑さんは「こだわったところを評価してもらえて素直にうれしい。でも、まだまだ描きたい絵にはなっていないので、さらに表現力を磨いていきたい」と話した。
人物画に挑戦 最高位の「推奨」
下村幸彦さん
幼いころから絵を描くのが好きだったという下村さん。将来、アニメに関わる仕事に就きたいと入部を決めた。これまで机に向かって絵を描いていたこともあり、当初はイーゼルと呼ばれるスタンドにキャンバスを立てかけて描くことに戸惑ったが、デッサンを重ねる中で少しずつ技術を習得していった。
出展した作品のタイトルは「女子生徒」。
作品の善し悪しがはっきり分かるといわれる人物画に挑戦した下村さん。同部部員をモデルに、顔の各部位や明暗のバランスに気を配りながら、約3カ月間、何度も描き直して作品を仕上げていった。
下村さんの作品は、応募総数約1000人の水彩画部門の中で7人に与えられた、最高位とされる「推奨」を受賞した。
下村さんは「いまだに最高位を受賞したという実感がない。美術系の大学への進学を考えているので、合格を目指してもっと多くの技法を身に付けていく」と力を込めた。










