春の共演 – 表紙写真
奈良県宇陀市の榛原ふれあい広場。この日は風が強く、満開過ぎの桜が舞い散り、空を泳ぐ鯉のぼりとの共演となった。 by 藤浪秀明
「物は大切にしなされや。生かして使いなされや。すべてが、神様からのお与えものやで」という天理教教祖の教えを、具体的に身に行う活動の一つに図書修理がある。 この活動は誰もが気軽に取り組め、図書館や学校に・・・
人を救けたら我が身が救かるのや。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』四二「人を救けたら」 このお言葉は、人をたすけたら今度は人が自分をたすけてくれる、という功利的な意味ではありません。親神様は、自分のことより・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 真っ赤なカーネーションが街を彩り始めるころ、自分自身に問いかけることがあります。 「私はちゃんと、母親をできているだろうか?」・・・
甍の波と雲の波 重なる波の中空を橘かおる朝風に 高く泳ぐや鯉のぼり 最近では「やねよりたかいこいのぼり」と歌う童謡のほうをよく耳にしますが、筆者は小学校で習った冒頭の唱歌の文語調の響きが好きです。 近・・・
4月29日(火・祝)は全教一斉ひのきしんデー 誰でも人のために何かをしたり、人の役に立ったりしたときは嬉しいものです。それは、人間が互いにたすけ合って生きるように造られているからです。 私たちは人間を・・・
神と言うて、どこに神が居ると思うやろ。この身の内離れて神はなし。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一六四「可愛い一杯」 神様のお姿は人間には見えないけれども、実は体の中におられるのだと、教祖はお教えください・・・
川村 優理(エッセイスト・俳人)1958年生まれ 江戸時代から残る古民家で学芸員として働いています。鍵を開ける当番の朝は、少し早く出勤します。雨戸を開けて回るだけでも20分ほどかかる大きな家です。 材・・・
「人間は一生のうち逢うべき人に必ず会える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに」 ある教育学者の言葉です。 春本番。就職、転勤など環境の変化で、新しい出会いが待っている人も多いでしょう。人に限り・・・
辻 治美(天理教甲京分教会長夫人)1969年生まれ 先日、あるイベントの参加費を調べていたら「ペイフォワードです」と書かれていました。 ペイフォワードとは、直訳すれば「先に払う」となりますが、自分が受・・・
世界一列の人間は、皆神の子や。何事も、我が子の事思てみよ。ただ可愛い一杯のこと。 『稿本天理教教祖伝逸話篇』一六四「可愛い一杯」 この世と人間を創造された親神様にとって、人間はみな等しく可愛いわが子。・・・
大和青垣の龍王山を源とし、天理市街を西流して大和川に合流する布留川。万葉集にも詠まれたこの川は、古くから市民に親しまれてきました。近年は定期的に清掃活動が行われ、ホタルの飛ぶ姿も見られます。 天理教教・・・
姿はグロテスクですが、酢の物にすると美味しいナマコ。初めて食べた人は偉いと思います。あるいは納豆。一見、糸を引いている腐った大豆のようで、臭いも独特です。 フグ毒には青酸カリの千倍の毒性があるといわれ・・・
「冬来りなば春遠からじ」 日本の古い格言かと思ったら、西洋の詩の一節でした。冬が来たら……、「寒いよね」「つらいよね」と続きそうですが、「春は遠くないよね」とつながる。一種の反転が見事です。 つらい出・・・