天理時報オンライン

【 145件 】
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視点

  • AIを世界たすけの“道具”に – 視点

    科学技術の進歩により、宗教の社会的影響力は相対的に低下していると指摘される。しかしながら、宗教家はAIによって代替されにくい職業の一つともいわれる。そんななか、世界三大宗教でもAIを活用する動きが見ら・・・

  • 「一れつきょうだい」を足元から – 視点

    能登半島地震から半年が経つ。現地では、被災家屋の公費解体などが遅々として進まず、復興は難航している。 こうしたなか、天理教災害救援ひのきしん隊では、1月5日に始まった石川教区隊による給水活動を皮切りに・・・

  • “天の与え”への感謝と慎みを – 視点

    日本では「令和6年能登半島地震」により、多くの人々が新年早々、大きな被害に見舞われた。筆者はブラジルに住んでいるが、日本から見て“地球の反対側”に位置するここブラジルでも、2024年は長く記憶に留まる・・・

  • 喜びを探し求め日々通る中に – 視点

    中山善衞・三代真柱様がお出直しになり、早くも10年が経つ。祥月命日である6月24日、教会本部で十年祭が勤められた。 「教会内容の充実」は、一貫して強調されたことである。神殿講話で「教会内容の充実は私の・・・

  • 猛暑予報の夏 周囲に心を配ろう – 視点

    2023年7月、世界の平均気温が観測史上最高を記録した。国連のグテーレス事務総長は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が訪れた」と警鐘を鳴らしたことが大きな話題となった。 日本でも観測史上最高気・・・

  • 自らの姿を見る「離見の見」- 視点

    自転車の交通違反に反則金を納付させる「青切符」による取り締まりの導入を盛り込んだ改正道路交通法が可決・成立した。信号無視や携帯電話を使用しながらの運転などが取り締まられることになる。 その背景には、近・・・

  • オーロラの根源を尋ねると – 視点

    筆者は一度だけオーロラを見たことがある。成田空港からアメリカ・シカゴ経由でアトランタへ向かう深夜のアラスカ上空でのこと。真っ暗な機内で読書灯を点けて文庫本を読んでいると、CAが小声で「いま、オーロラが・・・

  • 脱「選択的共感」への思案 – 視点

    イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃で、南部ラファでは検問所が閉鎖され、すでに飢饉の状況が深刻化しているという。死者や負傷者が日々増える一方で、国際社会はこの未曾有の人道的危機を収拾するすべを・・・

  • 「除草の哲学」に日々倣う – 視点

    「全教一斉ひのきしんデー」で2時間ほど草を引いた。 公民館の砂利敷きの駐車場に座り込み、小石の間から顔を覗かせるカタバミなどをつまんで引き抜く。根にまとわりつく土から微かな匂いがする。土壌バクテリアに・・・

  • 大いなる何かに導かれている – 視点

    「雨が空から地面に向かって降る」ということは、親神様が、何も無いこの世に地と天とを形作り、水気上げ下げの守護をなされているという天理の教えを知らなくとも、誰にでも分かる。同様に、神名は知らずとも、特殊・・・

  • 「親ガチャ」と嘆く若者へ – 視点

    ここ数年、「親ガチャ」という言葉を見聞きする。何が当たるか分からないカプセルトイ(ガチャ)のように、どの親のもとに生まれるかは偶然の産物であるにもかかわらず、それによって、その後の人生が決まってしまう・・・

  • 技術を用いる人の心こそ – 視点

    近年、新しい技術として注目を集め、急速に普及が進んでいるものの一つに「ドローン(無人航空機)」がある。少子高齢化の問題を抱える日本では、農業や産業、防災、災害救助、インフラ整備、そして流通・輸送など、・・・

  • 人生を洗い直す3カ月の経験 – 視点

    『少年会の歌』では、道の子供が教えを守り、陽気ぐらしに向かって立派なようぼくに育とう、と謳う。その歌詞の2番には「苦しい時も くじけずに 喜び勇んで 暮そうと 道の子みんな 肩くみあって」とある。生き・・・

  • ひのきしん隊70年の節目に – 視点

    このごろ心うれしく思うことがある。本部の朝夕づとめの折に、「青年会ひのきしん隊」のワッペン付きのはっぴを着た若者の姿を見かけることである。 親里各所のひのきしん現場で、隊服姿で汗を流す様子を含め、この・・・

  • 「教祖誕生祭」の意義を思う – 視点

    昨年5月にコロナの感染症法上の位置づけが「5類」になったことで、親里の諸行事もこの1年で徐々に以前の姿を取り戻しつつある。そして今月は、いよいよ教祖誕生祭が行われる。祭典後には、縮小を余儀なくされてい・・・

  • 無宗教人口の増加に思う – 視点

    世界の宗教動向に関するある調査で、キリスト教、イスラム教に続き、「無宗教」の人口が3番目に多いことが分かった。日本は、確立された宗教を信仰しない「無宗教」の人が、中国に次いで2番目に多いという。 また・・・

  • 水を飲めない子供がいる – 視点

    ユニセフ(国連児童基金)によれば、世界人口の半数以上が水道を使える現在でも、なお6億6千300万人もの人々が遠くの池や川、湖、未整備の井戸などから水を汲んでいるという。 たとえばサハラ砂漠以南のアフリ・・・

  • 「一斉活動日」6月に2回目へ – 視点

    本教では、都道府県ごとに「教区」を置き、さらに教区内を複数の「支部」に分け、各地に住むようぼく・信者が系統を超えてつながり、信仰を一層深めるべく、さまざまな地域活動を行っている。 その活動情報を発信し・・・

  • 「GDP4位転落」の報にふれて – 視点

    日本の国内総生産(GDP)がドイツに抜かれ、世界第4位になった。GDPとは、国の経済規模を示す指標である。第2次世界大戦後の日本が掲げてきた「経済大国」としての威信を揺るがす事態と捉える向きもあろう。・・・

  • その踏ん張りを支える力添え – 視点

    能登半島地震から1カ月半が過ぎたが、いまだに復興への見通しは立っていない。被災者の苦難と苦悩、将来への不安は計り知れず、なおも彼の地から心を離さず祈りたい。 阪神・淡路大震災以降、大規模な自然災害に見・・・