天理時報2024年6月12日号8面
【リーグタイ記録の7連覇 全国大会へ – 天理大学野球部】リーグタイ記録となる7季連続優勝を果たした天理大野球部。全国大会に向けて、「投手中心に守り勝つ野球」を目指して練習に励んでいる (5月29日)天理大学野球部は2024年5月4日、神戸市のほっともっとフィールド神戸で行われた阪神大学野球春季リーグで大阪産業大学と対戦。9-4で勝利し、リーグタイ記録となる7季連続優勝を果たした。2024年1月、助監督を長年務めてきた三幣寛志氏(44歳)が新監督に就任。三幣監督は「ここ数年、全国大会に出場してきたが、全国レベルの投手と対峙すると、打ち崩せない試合が多かった」と振り返る。そこで、今冬は打線の強化に取り組んできた。「全国では相手投手に2ストライクまで追い込まれると、ほぼ打ち取られる。半面、最初のストライクは甘いボールが少なくないので、それを狙って、しっかりスイングすることをチームに浸透させてきた」と語る。スイング強化で快音響かせ4月6日の春季リーグ開幕戦は大阪電気通信大学と対戦。天理大学は初回1アウト二塁の場面で、天野航也選手(4年)がセンター前にタイムリーヒットを放ち先制。その後、四回に一挙7得点を挙げるビッグイニングにすると、13-0で七回コールド勝ち。この試合、リーグ戦で初先発した長野健大投手(同)は、5回1安打無失点と好投。リーグ優勝に向け好調な滑り出しを見せた。続く大阪産業大学戦から甲南大学戦まで無傷の開幕6連勝。うち5試合をコールド勝ちし、優勝を懸けた第4節を迎えた。大阪産業大学との第4節1回戦では投打がかみ合わず、2-4で今季初黒星を喫した。チームは試合後、翌日の試合に向けてミーティングを行い、学生コーチのまとめたデータを分析。相手投手の決め球や配球などを分析、攻略する対策を立てた。迎えた2回戦。四回裏、相手チームの攻撃で2アウト二、三塁からホームランを打たれ、0-3とリードを許す。直後の五回表、天理大学は藤田大吾選手(3年)のライト前タイムリーヒットで1点を返すと、打線がつながり、一挙6得点で逆転。その後も得点を重ねた天理大学が9-4で勝利。リーグ最終節を残して、7季連続の優勝を決めた。なお、最優秀選手賞に的場吏玖投手(2年)が選ばれ、ほか6選手が表彰を受けた。この結果、天理大学は6月10日から東京の明治神宮球場などで行われる「全日本大学野球選手権大会」に4大会連続で出場する。天理大学の初戦は11日、東京農業大学北海道オホーツクと対戦する。下林源太キャプテン(4年)は「冬のトレーニングの成果が十分に発揮されたリーグ戦だった。リーグ優勝は、多くの人たちの支えがあってこそ。全国大会の結果で恩返しができたら」と話す。三幣監督は「ご声援いただいた皆さまのおかげで、監督として初めてのリーグ優勝を果たすことができた。ほっとすると同時に、感慨深い思いもある。全体的に投打のバランスは良かったが、リーグ終盤は投手陣が崩れて失点が増えたので、全国大会では『投手中心に守り勝つ野球』を心がけていく。日本一を目指すのはもちろんだが、ベスト8の壁を乗り越え、選手たちと共に新しい記録を残したい」と話した。(5日記), 【13年ぶりの春季県大会V – 天理高校野球部】天理高校野球部は2024年5月12日、奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで行われた「春季近畿地区高校野球大会」奈良県予選決勝に出場。橿原高校との対戦では、大谷汰一選手(3年)が3ランホームランを2本放つなど打線が爆発し、18-6で大勝。今大会5試合で55得点という圧倒的な打力を見せつけ、13年ぶり24回目の優勝に輝いた。さらに同部は、5月25日から兵庫県明石市の明石トーカロ球場で行われた「春季近畿地区高校野球大会」に出場。社高校との初戦は11-0で突破したが、続く京都国際高校との準決勝は1-5で敗れ、ベスト4となった。