天理時報2024年3月6日号3面
【実父と比べて打ち解けてくれない – 人生相談】Q. 未信仰の女性と結婚し、前夫との間にできた8歳の男の子と3人で暮らしています。息子は事あるごとに実父と私を比べ、「前のお父さんのほうが良かった」と言います。どうすれば息子と打ち解けられるでしょうか。(30代男性)A. 8歳ごろの子供にとって抽象的思考は難しいものです。法的に「これからは、この人が父親だ」と言われても受け入れがたく、前の父親と比べてしまうのも仕方ありません。その点はあなたも分かっていて、息子さんに「お父さん」と呼ばれなくても、せめて打ち解けられるようにはなりたいのですね。子供に限らず、人は誰しも自分が認められること、大切にされる実感は最高にうれしいもので、そういう相手に好意を抱きます。そこで、「前のお父さんが良かった」と言われたら落ち込むのではなく、「そうか。どういうところが良かった?」と聞いてみてはどうでしょうか。その内容があなたにできることなら、素直に受け入れて努力しましょう。「良い」「悪い」という言葉を聞いたとき、私という人間全体の評価と解釈すると、単純に喜んだり、落ち込んだりします。しかし、自分の一部の評価と受けとめれば、冷静に耳を傾けることができます。息子さんにとって、自分の話を否定も批判もせずに優しく聞いてくれる人には、必ず信頼や親しさを感じるに違いありません。ただし、話をそのまま聞くことは、相手の要求にすべて応じることとは違いますので、できないことは丁寧に説明することが必要です。回答者:古市俊郎(福之泉分教会長・公認心理師), 【教区長任命(2024年2月26日)】石川教区長清水栄宏2月26日, 【立教187年2月月次祭 -「寒の戻り」のなか】教会本部の2月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。大亮様は祭文の中で、一れつ人間の陽気ぐらしをお待ち望みくださる親心から、日夜変わることなくご守護くだされ、日々結構にお連れ通りくださる親神様のご慈愛にお礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、銘々の身の上や世上にお見せいただくさまざまな姿の中に、親神様の思召を思案して心を引き締め、にをいがけ・おたすけに励み、修理・丹精に努めて、成人への歩みに一層勤しませていただく決心でございます」と奏上された。この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。防寒着に身を包んだ参拝者たちは、一心に「みかぐらうた」を唱和した(2月26日)春は名のみの「寒の戻り」となったこの日の親里。防寒着に身を包んだ参拝者たちは、一心に「みかぐらうた」を唱和した。おつとめの後、浜田道仁本部員が神殿講話に立った。浜田本部員は冒頭、「年頭あいさつ」における真柱様のお言葉を引いたうえで、「おふでさき」中の「ざんねん」の用例をもとに、「親神様の残念な思いを晴らすには、親神様を信じている者が、信仰していない人々にその思いをしっかり伝えること」だと、このたびの震災に対する思案を述べた。続いて、教祖140年祭へ向けた自身のにをいがけ活動について話を進めた。その中で、神名流しは、にをいがけの基本的かつ伝統的な方法であるとして、こかん様の浪速布教の歩みや自身の取り組みを紹介したうえで、「小さな活動かもしれないが、日本の隅々で拍子木の音が響き、神名を唱える声が流れると、年祭への気持ちが高まってくる」と話した。最後に浜田本部員は、陽気ぐらしとは、当たり前のことに喜びを感じることができる毎日が続くことと指摘。日々の暮らしの中で、教祖のひながたを丁寧にたどらせてもらえば、子供や孫は自然に後をついてくるとして、日常生活の些細な事柄にも信仰が継承されていく大切な要素がある、と語った。, 【「一斉活動日」6月に2回目へ – 視点】本教では、都道府県ごとに「教区」を置き、さらに教区内を複数の「支部」に分け、各地に住むようぼく・信者が系統を超えてつながり、信仰を一層深めるべく、さまざまな地域活動を行っている。その活動情報を発信しているインターネット上のサイトが「教区・支部情報ねっと」だ。3月1日、そのページに「第2回ようぼく一斉活動日」の開催情報が公開された。現在、教友であるお互いは、教祖140年祭に向け、三年千日と仕切って心の成人を目指している。「心の成人」とは、心の成長と言い換えられると思うが、どのように成長させるかが大切だ。ようぼくの務めについて、『天理教教典』には「よふぼくたるものは、日々、ひたすら己が心を治めて、曇りない天の理を映すことが肝腎である。銘々が常に、教祖のひながたをたどり、俗にいて俗に墮せず、進んで土地ところの手本雛型となつてこそ、真にその使命が全うされる」と記されている。また「身上を病んで苦しむ者に、さづけを取り次ぎ、せんすべない事情に悩む者に、教の理を取り次ぐのが、よふぼくの進む道である」とある。教えを鑑に自らの心を治め、教祖のひながたをたどり、地域の人々の手本となる。そして、おさづけを取り次ぎ、教えを人に伝える。そうした姿に成長するよう日々に努めることが、年祭活動を通じての「心の成人」であろう。「ようぼく一斉活動日」は、この三年千日の間、およそ半年に1回の割合で、支部ごとに会場を設けて全5回行われる。主な内容は、教会でおつとめを勤め、各支部が企画したプログラムを受講するというもの。地域に住むようぼくが集まって、互いに心の成人に向けて励まし合うのだ。昨年10月29日の第1回に続き、その第2回が、3カ月先ではあるが、原則6月1日か2日のいずれかの日に開催される。インターネットで「情報ねっと」と検索すると、サイトが見つかる。そこに市町村名や郵便番号を入力すると、自分の住む地域の支部情報の掲示板が見つかり、「一斉活動日」の会場や内容が分かる。ぜひ、ご参加いただきたい。(松村登)