天理時報2024年1月17日号6面
【国会議員がようぼくに(2024年1月17日号)】衆議院議員 近藤和也さん50歳・鹿島大教会所属・石川県七尾市2023年12月24日、おさづけ拝戴, 【海外唯一の災救隊 ”有事”に備え訓練 – 台湾伝道庁「救災聖労隊」】海外唯一の災害救援ひのきしん隊(=災救隊)である台湾伝道庁所管の「救災聖労(きゅうさいせいろう)隊」(施榮進(シーロンジン)隊長)は昨年11月18、19の両日、台湾北東部にある宜蘭(ぎらん)県の頭城(とうじょう)農場で第15回「訓練大会」を実施。女性隊員27人を含む延べ87人が参加した。1999年に起きた台湾大地震を機に、「災區服務(さいくふくむ)隊」として立ち上げられた同隊。2001年、災救隊本部公認のもと結成式を行い、”海外初の災救隊”として正式に発足。5年には、現地語でひのきしんの意味に近い「救災聖労隊」へと名称変更した。同隊では、不測の事態に対応できるよう定期的に訓練を実施。さまざまな被災地へ駆けつけ、支援活動を繰り広げている。◇結隊式では、視察に訪れた冨松基成・災救隊副本部長のあいさつを受けた後、七つの班に分かれて訓練開始。隊員たちはナタとのこぎりを駆使して約500本の竹を伐採したほか、草刈り機と草刈り鎌で農場内の除草作業に力を尽くした。施隊長(57歳・台湾北港教会信義布教所ようぼく)は「救援活動への意識を高められたように思う。今後も訓練を継続して“有事”に備えたい」と話した。(台湾・曾翁社友情報提供), 【銀座と王朝 – 世相の奥】平安時代の公家、貴族と聞いて、多くの人はどういう人柄を想いうかべるだろうか。たぶん、歌や踊りに熱中する男たちの姿が、脳裏をよぎるだろう。あるいは、色恋沙汰にあけくれるプレイボーイのことなどが。こういうイメージは、平安王朝の女流文芸に由来する。とりわけ、紫式部のえがいた『源氏物語』は、決定的であった。周知のように、主人公の光源氏は多くの女たちと逢瀬をかさねている。そして、そんな男をクローズアップさせた物語が、日本では古典として読まれつづけてきた。国民的な平安貴族像が、そちらの方向でかたまってしまったゆえんである。しかし、じっさいの公家は、もう少し雄々しい。蹴鞠以外のスポーツをたしなむこともある。弓矢のトレーニングにいそしむ者も、けっこういた。なにより、彼らはずいぶんはたらいている。舞や恋愛に、終日うつつをぬかしていたわけではない。朝から王宮へ出仕し、えんえんと会議をつづけていた。書類づくりにも、精をだしている。政敵とのかけひきでも、神経をすりへらしていた。現代の価値観でふりかえれば、どうでもいい仕事だったかもしれない。じっさい、宮廷儀礼をどうとりおこなうかについての議論などは、ばかばかしく思える。しかし、当時の宮廷人にとっては、それが大事な執務だったのである。今の霞が関でとりおこなわれる事務作業と同じように。いずれにせよ、彼らは勤勉である。実務にたけた者は、評価もされた。だが、王朝の女房たちは、彼らのはたらく姿を見ていない。彼女らの目にはいったのは、仕事をおえた男たちである。執務から開放され、女房のサロンへあそびにくるところしか、目撃していない。紫式部らは、そういう男たちの振舞いを書きとめた。いくらかは、美化もして。それは、言ってみれば、銀座あたりのホステスさんがえがく男性語りのようなものである。平安女流文芸は、今のホステス小説ともつうじあう。令和6年度の大河ドラマは、紫式部をヒロインにするらしい。私は公家像をぬりかえてほしいと思うが、どうだろう。たぶん、私のねがいはみのるまい。NHKは、あいかわらず色恋と歌舞の貴族像を反復しそうな気がする。この予想は、はずれればいいのにな。井上章一・国際日本文化研究センター所長, 【音楽教員を対象にワークショップ実施 – 北海道・函館支部雅楽部「雅朋会」】 北海道教区函館支部雅楽部「雅朋会」(水島弘司会長)は昨年11月10日、函館市民会館で行われた第65回「北海道音楽教育研究大会函館・道南大会」(主催=北海道音楽教育連盟、北海道高等学校音楽教育研究会)で、雅楽のワークショップを実施した。以前から函館市内の小中学校の児童・生徒を対象に雅楽の指導に当たってきた同会。平成21年、同会の活動を知った函館市文化団体協議会から要請を受け、市内の小中学校へ出向いて、児童・生徒に雅楽の体験をさせる「アウトリーチ授業」をスタート。以来14年にわたり、地域の音楽教育に貢献してきた。こうしたなか、昨年4月、同大会事務局の依頼により、音楽教育に携わる教員を対象に雅楽ワークショップを開くことになった。楽しみながら学ぶ当日は、全道の小中学校と高校から30人の教員が参加した。ワークショップでは、始めに雅朋会のメンバーが雅楽の歴史について紹介。続いて、『平調音取』『越殿楽』を披露した。さらに、擬音化した曲の旋律を声に出して歌う「唱歌」を実演したうえで、雅楽の習得には楽器を持つ前に旋律を歌って覚えることが大切、と説明した。この後、各楽器の解説に続いて、参加者たちが実際に手に取って演奏。雅朋会のメンバーがサポートしながら、普段触れる機会がほとんどない雅楽器を体験した。水島会長(64歳・園生分教会長・函館市)は「参加者の皆さんに、楽しみながら学んでもらうことができて良かった。小中学校での授業の際には、互いに息を合わせ、心をそろえる姿勢を大切にするよう伝えている。こうした機会が、たとえ直接的ではなくとも、地域へのにをいがけにつながると信じて、今後も活動を続けたい」と語った。(北海道・大山社友情報提供)