天理時報2023年10月4日号2面
【「天理時報オンライン」AI音声による読み上げ機能など追加 – 道友社「全国社友大会」】道友社(松村義司社長)の立教186年「全国社友大会」は9月25日、天理市民会館で開かれ、直属および教区代表社友ら計254人が参加した。席上、あいさつに立った松村社長は、今年スタートした「天理時報オンライン」のサービス内容や利用状況を説明。利用者は漸次、増加傾向にあり、海外など郵送に時間を要する地域の教友から好評を得ているほか、過去記事や電子書籍の閲覧とともに、キーワード検索ができる「プレミアムプラン」は調べ物に便利という声を頂いていると、サービスへの反響を紹介した。続いて、スタンダードとプレミアムの両プランにおいて、25日以降、音声コンテンツの提供を開始する旨を発表。新たに加わるのは、「AI(人工)音声による時報記事の読み上げ機能」「ラジオ『陽気ぐらし講座』の講演音源(現在『ラジオ講話』としてCD販売)」「オーディオブック」の三つ。松村社長は各コンテンツの概要を説明したうえで、今後はオンラインと紙面の双方の内容充実を図っていくとして、ようぼく信者の皆さんに、おぢばの情報や信仰にふれる大事な手段として、『天理時報』の購読とともに活用してもらえるよう、一層お取り計らいいただきたいと述べた。また、今年リニューアルした『天理いきいき通信』の活用例や、態勢を改めた時報手配り活動の現状にも言及。後者については、コロナ禍を経て再開した後の手配り率が、現在も3割台を維持しているとして、引き続き手配りひのきしん者への後押しを行っていくと語った。最後に松村社長は、道友社では現在、本紙で連載中の紙上輪読会「いつもの暮らしに『諭達』の心を」や「教祖140年祭この旬に一歩成人」などの企画を通して、教祖140年祭への意識の高揚や活動の紹介に努めていることを踏まえ、年祭に向けて役割を果たすべく準備を進めていきたいと話した。この後、諸井道隆次長が登壇。現在絶版になっている『おさしづの手引』(桝井孝四郎著)を11月1日、新装刊行する旨を発表した。◇休憩をはさんで行われた記念講演では、本紙で「世相の奥」を連載中の風俗史家・井上章一氏が登場。京都をめぐるさまざまな歴史的背景を踏まえつつ、行政区分や地名などの由来と沿革について、ユーモアを交えながら語った。, 【実り多き人生になる秘訣 – おやのことば・おやのこころ】八ッ やまとハほうねんやみかぐらうた 一下り目稲心地よい秋風が、稲穂をさわさわと揺らしています。あまり話題に上りませんが、米は「食欲の秋」を象徴する食べ物ではないでしょうか。当地でも五穀豊穣の祈りをルーツとする秋祭りが行われ、早朝から太鼓が鳴り響きました。祭りでは日中、4トンもある地車が青年団らに引かれて街中を駆け巡ります。なかでも前後の梃子を巧みに操り、交差点を直角に走り抜けるのが一番の見せ場。成功するたびに歓声が湧き起こります。また、夜になれば一転、200個もの提灯を吊り下げて幻想的な雰囲気に。今度は子供たちが小さな手で綱を握り、大きな地車をゆっくりと動かしていきます。いまはどうか分かりませんが、筆者が幼いころは最後までついて行くと、梨を一つ、もらえました。素朴な秋の味覚がいつまでも記憶に残っているのは、祭りの夜という非日常のスパイスが効いていたからでしょうか。一方で、日常は同じことの繰り返しが多く、どこか停滞しているようにも感じてしまいます。しかし実は、夜の地車のように少しずつ前へ進んでいることに気づくとき、そこに大勢の「引き手」の姿を見いだすことができるでしょう。身近な人々への感謝の心を忘れなければ、あきのこない日々を楽しめる。これが実り多き人生になる秘訣かもしれません。(大塚), 【立教186年9月月次祭 – 秋の気配深まるなか】秋の気配のなか、一心に祈りを捧げる参拝者たち教会本部の9月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。大亮様は祭文の中で、世界一れつの人間をたすけたいとの思召から、教祖をやしろに、この世の表にお現れになり、元初まりの真実を明かし、たすけ一条の道を教え、陽気ぐらしへとお導きくださる親神様のご慈愛にお礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、教えを定規に確固たる信仰信念を培い、真にたすかるこの道の教えを世界の隅々まで伝え広めて、たすけ一条に邁進させていただきたいと存じます」と述べられた。また、間近に迫った「全教一斉にをいがけデー」について「いまの旬にふさわしく教会長が先頭に立ち、ようぼく挙ってにをいがけに励んで、をやの思いにお応えさせていただきたいと存じます」と奏上された。この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。数日来、にわかに秋の気配が深まる親里。各地から帰参した参拝者たちは、一心に「みかぐらうた」を唱和した。おつとめの後、井上昭洋本部員が神殿講話に立った。井上本部員は、「諭達第四号」に示される、この時旬のようぼくの日々の通り方について、『稿本天理教教祖伝逸話篇』や自らのエピソードなどをもとに話を進めた。その中で、ようぼくは親神様からおたすけを実践するチャンスを与えられているとして、そのチャンスに気づくためには、常に”ようぼくとしてのアンテナ”を磨いておく必要があると強調。まずは教会へ足を運び、しっかりと参拝させていただくことが大切だと語った。先人の遺徳しのび – 秋季霊祭翌27日には、秋季霊祭が執り行われた。神殿では、祭文奏上に続いて「よろづよ八首」と十二下りのてをどりが勤められた。続く「祖霊殿の儀」では、大亮様が祭文を奏上された。その中で、たすけ一条の御用のうえに真実の限りを尽くされた先人の遺徳を偲び、「仕切りの時旬に相応しい成人の歩みを進めさせていただけますよう」と、お導きを願われた。