天理時報2023年9月13日3面
【一軒でも多く教祖のお供を – この旬に一歩成人】白畠航介さん(27歳・永山分教会教人・名古屋市)2022年、「布教の家」愛知寮在寮中に出会った50代男性のAさんの自宅に居候しながら、いまも毎日にをいがけに歩いている。単独布教を志したのは2022年11月、真柱様から「諭達第四号」をご発布いただき、いよいよ教祖140年祭へ向かう三年千日が始まろうとする矢先だった。なんとか寮にいる間に初席者をご守護いただきたいと思った私は、初席者をお与えいただいたうえは、その方のお世話取りのために、卒寮後も名古屋に残って布教を続ける心を定めた。ほどなくしてAさんと出会い、初席を運んでいただいた。自宅を間借りさせてもらえることになったのは、卒寮を目前に控えたころだった。にをいがけに出発するのは毎日午前9時。道中すれ違う人に笑顔であいさつしながら、目的地へ移動する。お話を取り次ぐ機会はそうそうないが、「教祖のお供をさせていただこう」との思いを胸に、一軒でも多く訪問できるよう努めている。年祭当日には、たくさんの人をおぢばにお連れし、教祖の御前でこれまでの歩みを申し上げ、うれし涙を流せるよう、真剣に三年千日を通りきりたい。, 【ご恩報じの心を定め – この旬に一歩成人】今中宏明さん(70歳・芦津大教会明勇布教所長・大阪府吹田市)8年前、教祖130年祭へ向かう三年千日の3年目に「胃がん」が見つかった。早期発見とあって無事にご守護いただき、そのご恩報じとして道専務を心に定め、布教所を開設した。5年前、今度は妻が「脳腫瘍」に。このときも、半年で退院するという鮮やかなご守護をお見せいただき、あらためて親神様・教祖に御礼申し上げた。こうして迎えた教祖140年祭への三年千日。重ね重ねのご恩に報いさせていただかねばと思案していたところ、支部が独自に作ったパンフレットを活用して、にをいがけ実動を呼びかけていることを知った。布教所長を務めてはいるものの、実はにをいがけへの苦手意識があった。そこで「この三年千日は、にをいがけに歩かせてもらおう」と心を定め、今年4月から週1回のパンフレット配りを始めた。約1時間という限られた時間ではあるが、出会う人たちのたすかりを願いながら、コツコツ歩かせていただいている。年祭活動を通じて、布教所につながる方を一人でも多くご守護いただけるよう、健康な体をお借りしていることに感謝しながら、にをいがけに励みたい。, 【中3の娘が「美容整形したい」と言う – 人生相談】Q. 中学3年の娘が最近、「美容整形して二重まぶたにしたい」と言いだしました。神様からお借りしている体を大事にしてほしいとの思いから反対すると、私を無視するように。整形には賛成しかねますが、どうすれば娘に思いが伝わるでしょうか。(40代女性)A. あるアンケート調査では、女子高生の7割が整形に関心を持っているというデータがあります。「多様性」が叫ばれるなか、親子間でそれぞれの価値観を尊重するには、忍耐力も必要だと思います。また、それぞれの価値観が他人を幸せにするのか、そうでないのかはさまざまです。時間が経過しないと分からないことも少なくありません。まず、整形することのいい点と、そうでない点について、娘さんと具体的に話し合うことが大切です。そのうえで一つ提案させてもらうとすれば、「早急に決断しない」ということです。具体的には、たとえば教祖140年祭が勤め終えられるまで結論を待ってもらい、あなたは三年千日の間、ご恩報じの心定めを実行してはいかがでしょうか。重要な決断は先延ばしにして、いまできるご恩返しに徹してみてください。そうすることで、こだわりが減り、もっと大切な価値を見いだせるようになると信じます。ただし、事態が必ずしも、あなたの望むほうへ向かうかどうかは、お約束できません。それでも、あなたの家庭が陽気ぐらしへ近づくことは間違いないと思います。回答者:堀 健一(家庭支援プログラムアドバイザー・晃栄理布教所長), 【生成AIの時代に思う – 視点】今年の夏休み、小中学生の「宿題」について、昨年までは耳目にしなかった事柄が話題になった。「生成AI」を使った「読書感想文」についてだ。生成AIとは音楽や映像、文章などの創造的な作品を生み出せる人工知能で、その一つに、アメリカ企業が開発し2022年11月に発表した「ChatGPT」がある。世界中で急速に活用が広まるこの人工知能は、過去にインターネットで公開された膨大な情報を学習させ、それをもとに人間同様の自然な文章を作り出せる対話型ソフトで、誰もが手軽に利用できる。たとえば「小説『○○○』について」「小学6年生が書く」「主人公の友達の気持ちを想像して」「1,600字の文章を考えて」などと質問すると、それに見合った回答が得られる。ある国内の会社が読書感想文用の見本質問を公開しているが、回答文章は驚くほどの完成度だ。読書感想文へのAI利用について親が語り合うネット上のページを見ると、「本を読む習慣を付ける」「自分の考えをまとめる」ためなどの宿題だから、AIは利用させたくないとの意見が大半だった。一方で「将来AI活用は最低限のスキルになる。使いこなせるように利用させる」「適切な質問ができなければ良い回答は得られない。それが勉強になる」という意見もあった。AI利用についてはルール整備が必要だが、将来的に広く普及することは間違いないだろう。ところで、「ChatGPT」に代表される生成AIは、過去の情報を機械的に学習して文章を生み出している。その情報が間違っていて量が多ければ、回答に少なからず影響を及ぼすだろう。私たちは、親神様の御教えを末代かけて正しく伝えていかなければならない。将来の人がAIを用いてお道の教えにふれる折に、間違いのないよう理解してもらうには、正しい情報をしっかり発信し蓄積させることが大切だ。ようぼく一人ひとりが教えを正しく心に治め、表現し発信するよう、自覚を深めておきたい。(松村登)