天理時報2023年9月6日3面
【夫が趣味を強要してくる – 人生相談】Q. ロードバイクで遠出するのにハマっている夫が、私にも付き合うよう強要してきます。何度か一緒に走ってみましたが、私にとっては疲れるだけなので断ると、不機嫌になります。趣味が原因で夫婦仲が悪くなるのを避けたいのですが。(30代女性)A. ご結婚されて、どのくらい経つのでしょう。思いがけないところから問題は起こってくるものですね。ご主人は自分がとても楽しめるものと出合って、大好きなあなたにも、この楽しさを味わわせたいと、一生懸命に勧めておられるのだと思います。でも、それがあなたにとっては、ちょっと苦手だということが分かってもらえたらいいのですが……。「をやこでもふう/\のなかもきよたいも みなめへ/\に心ちがうで」(五号8)「おふでさき」の一節です。親子も夫婦も一人ひとり心は違います。でも、「その違う心で相手を思い、互いにたすけ合い、陽気に暮らす」ことが、私たちが教祖から教えていただく人間の生き方です。何度かご主人と一緒に走ってみたのは、なんて素敵なことかと思いますが、「夫が不機嫌になるから仕方なく」と心に蓋をしていたら、ご主人にはどんな気持ちが届くでしょう。物事はできるかできないかの二択ではなく、「ここまでならできるかも」「やってみるから助けて」と、小さな階段を上るように距離を縮めていくこともできますよ。温かい言葉選びを心がければ、きっとご主人も、あなたの思いに気がつかれると思います。時間がかかっても諦めないで、元の仲の良いお二人に戻ってください。回答者:吉福多恵子(濃飛分教会前会長夫人), 【立教186年8月月次祭 – 残暑なお厳しく】残暑厳しいなか、各地から帰参した人々が足早に神殿へ向かう(8月26日)教会本部の8月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。大亮様は祭文の中で、陽気づくめの世の中を楽しみに、この世、人間をお創めになり、火水風のご守護と果てしない親心をもってお育てくださる親神様のご慈愛にお礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、銘々の身上・事情や、人間社会の基盤を揺るがしている家族の問題、また自然災害や異常気象、さらには戦争など、お見せいただくさまざまな出来事を、をやのてびき、いけんと深く思案し、教祖のひながたを拠り所に、世界たすけの道を弛みなく一手一つに歩ませていただく決心でございます」と奏上された。この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。朝から青空が広がり、強い日差しが降り注いだこの日の親里。参拝者たちは、残暑なお厳しいなか、心一つに「みかぐらうた」を唱和した。おつとめの後、上田則之本部員が神殿講話に立った。上田本部員は、ようぼくが教えを実践するうえでの心の持ち方について、「思いやりのある優しい心で地道に実践を続けるところに、教えが次第に周囲へ広く伝播し、人々の心のほこりが払われ、土地所の治まりをご守護いただける」と話した。, 【初代の志を受け継ぐ者 – 視点】大手中古車販売会社による保険金不正請求等の不祥事が報じられている。同社は、前社長と前副社長が親子という同族企業である。会社の私物化が指摘されたり、甘やかされた「二世経営者」などと揶揄されたりすることもある同族企業だが、近年はその長所に目を向けた研究もある。日本の同族企業は、上場企業の過半数、中小企業のほぼすべてを占めている。また、同族企業と非同族企業を比較した場合、前者のほうが業績が良いというデータもある(『日経ビジネス』2019年6月10日号)。さらに、帝国データバンクによれば、いわゆる老舗企業の代表者は、同族継承(世襲)による就任が8割近くに上り、それが経営の安定につながっているという。こう見ると、同族経営や家族間の事業継承が必ずしも悪いわけではない。件の不祥事は他山の石とすべき事例だが、範となる企業も多い。その一つがトヨタ自動車である。現会長の豊田章男氏が入社を決心したとき、当時の社長、父・章一郎氏は「おまえの上司になりたいやつはいない」が、それでも入社するならば特別扱いはしないと戒めた。また、社長就任後には、リコール問題で米国の公聴会に召喚され、会社存亡の危機に瀕するが、生放送のテレビトーク番組の最後を「私は車が大好きです」との言葉で締めくくり、バッシングの潮目を変えた。このように、創業家の者でも特別扱いされない厳しさや製品への強い愛情があったからこそ、日本初の売上高30兆円超の巨大企業へと成長を遂げたのだ。ところで、本教の信仰は、親から子、子から孫へと引き継がれて末代の道となることが理想とされている。現在、道の先達を自覚する者の多くは、代を重ねた信仰者であろう。事業の継承と信仰の継承を同一視することはできないが、初代の志を受け継ぐ者は、親々の伏せ込みと徳の上にあぐらをかくことは、あってはならない。年祭へ向かうこの旬に、誰よりも教祖を慕う気持ちでひながたをたどり、一層の成人をさせていただかねばと肝に銘じたい。(三濱), 【富士山の清掃活動に長年協力 – 山梨教区】山梨教区(永関晴男教区長)は8月5日、公益財団法人「富士山をきれいにする会」が主催する「富士山環境美化前期クリーン作戦2023」に協力団体として参加。40人の教友が富士山登山道の清掃に汗を流した。同会の発足以来、約60年にわたって富士山とその周辺地域の清掃活動に取り組んでいる同教区。これまでの参加延べ人数は約1万5600人を数える。コロナ禍を経て4年ぶりに実施された今回は、県内外から43団体・個人からなる計900人が参加した。当日朝、富士吉田市にある富士北麓公園で出発式を終えた参加者たちは、マイクロバスで富士山5合目へ移動し、それぞれの担当場所へ。同教区の教友たちは約1時間半かけ、登山道に捨てられた空き缶やタバコの吸い殻などを丹念に拾い集めた。この日、集まったごみの量は全体で約90キロに上った。なお同教区は、9月8日に実施される「後期クリーン作戦」でも、富士山5合目付近の清掃を行う予定。(山梨・藤本社友情報提供)