天理時報2023年9月6日2面
【感謝して自然の命を頂く心 – おやのことば・おやのこころ】人間に、おいしいと言うて食べてもろうたら、喜ばれた理で、今度は出世して、生まれ替わる度毎に、人間の方へ近うなって来るのやで。『稿本天理教教祖伝逸話篇』132「おいしいと言うて」キキョウ8月半ば、父と小学生の長男、姪、甥の3世代6人でハヤ釣りに出かけました。餌となるハエの幼虫を釣り針に付け、川に放ってしばらく待つと、カラフルな浮きがピクッと動きます。斜めに浮き沈みすれば、魚がかかった合図です。手首のスナップを利かせて竿を上げると、銀色のハヤが川面から姿を現します。餌を付けるのも、魚に触れるのも、どこかおっかなびっくりな子供たちの様子を見ていると、父に連れられ釣りに出かけた夏休みの思い出がよみがえってきます。掲出のお言葉は、先人たちが取ってきたドジョウ、モロコ、エビなどを甘煮にしてお目にかけた際のものです。モロコはハヤと同じコイ科の淡水魚ですから、お屋敷の近くの川には、あるいはハヤも生息していたかもしれません。教えの根幹である「元の理」のエッセンスを子供たちに伝えるのは一面、難しくも思えますが、嚙んで含めるような教祖のお言葉の中に、日々の暮らしを通じて教えを伝えるヒントがちりばめられている気がします。わが家では、釣ったハヤをから揚げや南蛮漬けにして頭から丸ごと頂くので、日ごろ切り身や刺し身でしか魚を食す機会のない子供たちにとっては良い食育にもなっています。「いただきます」「おいしい」の言葉とともに、親神様の恵みに感謝して自然の命を頂く心を育んでいきたいものです。(榊), 【第1回開催に向け各地で準備着々 – ようぼく一斉活動日】10月29日に開催される第1回「ようぼく一斉活動日」(主催=教会本部)に向け、各地では会場別プログラムを中心に、さまざまな準備が進められている。教祖140年祭へ向かう三年千日、同じ地域に住まうようぼくが互いに励まし合い、勇ませ合って、それぞれの教会や個人の年祭活動に弾みをつけることを目的とする「ようぼく一斉活動日」。教区・支部運営のもと、全5回にわたり、全会場、同じ日程で開催される。ここでは、愛媛教区と和歌山教区有田支部の取り組みを紹介する。『教祖伝』に学ぶ動画 独自に制作 – 愛媛教区愛媛教区(神田尚久教区長)は現在、「ようぼく一斉活動日」に管内の各会場で上映する「いつも心に ひながたを」と題した動画を独自に制作している。これは、『稿本天理教教祖伝』の内容をインタビュー形式で紹介し、ひながたにより親しんでもらおうとするもの。全5回の開催に合わせて、『教祖伝』全10章の内容を2章ずつ解説する予定だ。昨年「諭達第四号」が発布された後、教祖140年祭へ向かって「愛媛っ子 いつも心に ひながたを」をスローガンに掲げた同教区。今年1月、「ようぼく一斉活動日」実施の打ち出しを受け、教区長・主事から成る実行委員会を立ち上げた。そのなか、「教祖を身近に感じてもらい、ひながたを実践するきっかけに」という神田教区長(56歳・川之江大教会長)の提案のもと、動画制作の企画が持ち上がった。制作に当たり、天理教校で長年職員を務めた瀬戸嗣治さん(76歳・佐柳分教会ことぶき布教所長・天理市)に講師を依頼。その後、瀬戸さんが作成した原稿を基に、実行委員会のメンバーで話し合いを重ねながら台本を作り上げた。8月24日には、第1回開催に向け、第一章「月日のやしろ」と第二章「生い立ち」の内容を解説する動画を撮影。入口松司・教区主事(69歳・真穴分教会長・愛媛県八幡浜市)が総合司会、二宮道一・教区布教部長(60歳・三机分教会長・愛媛県伊方町)がインタビュアーを務めた。神田教区長は「一人でも多くの教友に参加してもらえるよう、全5回の“シリーズ化”したプログラムを企画した。『ようぼく一斉活動日』を契機に、年祭へ向かって教区・支部活動をさらに活性化させていきたい」と話している。事前講演会で機運高めて – 和歌山・有田支部和歌山教区有田支部(田中歩支部長)は8月20日、湯浅町の湯浅分教会で「教祖140年祭『ようぼく一斉活動日』事前講演会」を開催。支部内の教友51人が参加した。第1回「ようぼく一斉活動日」では、「おつとめ総会」と銘打った会場別プログラムを設定した同支部。この講演会は、本番に先立ち、おつとめの大切さをあらためて学ぶ機会とするもの。今年4月の支部布教部例会の席上、おつとめを軸とする独自プログラムを企画。そのうえで、10月に迎える第1回の実施に向けて、管内の機運を高める一助として事前講演会を催すことに。発案者である中林政道・同支部布教部長(56歳・千葉城分教会長・有田川町)は、おつとめによる数々の奇跡的なご守護を目の当たりにしてきたこともあり、「かねて支部内のようぼく・信者におつとめの有り難さを伝えられるような活動を模索していた」と経緯を振り返る。当日は、田中支部長(59歳・廣分教会長・広川町)のあいさつに続き、講師の榮嶋勇次さん(55歳・三輪分教会長・奈良県桜井市)が、インドでの布教体験をもとに、おつとめによるおたすけをテーマに講話した。この後、参加者全員で「よろづよ八首」のてをどりを勤めた。