天理時報2023年4月12日号3面
【学校法人天理大学人事(立教186年4月1日)】■天理大学新学長に永尾比奈夫氏4月1日付の学校法人天理大学の人事で、永尾教昭前学長の後任として、同法人専務理事の永尾比奈夫氏が新学長に就任した。【永尾氏略歴】昭和39年生まれ。カリフォルニア大学サンタバーバラ校修士課程修了。本部海外部次長、学校法人天理大学専務理事などを歴任。本部員。■天理高等学校校長西田伊作■天理中学校校長西浦三太■天理小学校校長尾上晋司■天理幼稚園園長伊藤加寿子4月1日, 【別席取次人(立教186年3月31日)】深谷太清立教186年3月31日お許しを頂かれました。内統領室, 【うわべを取り繕ってしまう性格 – 人生相談】Q. つい、うわべを取り繕ってしまう性格のせいで、ずっと悩んできました。こんな性格のせいか、学生時代に親友はできませんでした。新社会人になったことを機に、性格を改めたいのですが、どうすればいいでしょうか? (20代女性)A. 誰でも「いい人に思われたい」「嫌われたくない」と思うものですが、その気持ちが先に立って、自分の意見や思いを引っ込めてしまい、つい、うわべを取り繕ってしまうとのこと。その性格のせいで、主体的に働くことができないのではないかと心配しているのですね。性格は人それぞれで、あなたとは逆に、いつも自分の意見や思いを相手にぶつけてしまっては後悔している人もいるでしょう。その人は、心にブレーキをかけるのが難しいのです。その点、あなたは「とりあえず、うわべだけでも取り繕うスキルがある」とも言えるのではないでしょうか。仕事上、プラスになる場面もあると思います。たとえば、相手が何か怒っていたら、とりあえず低姿勢で、その理由や気持ちを聴く、ということがうまくできるかもしれません。親神様の思召に沿わない、自分中心の心づかいを「ほこり」と教えられます。「八つのほこり」は誰もが積んでしまうものですが、あなたはどう思うでしょう。些細なものですから自覚はないかもしれませんが、この際、自分の傾向を探って自覚できたらいいですね。自分の性格を否定するのではなく、あなたの持ち味を生かしながら、教えに照らして、たえず胸の掃除を心がけ、少しずつ成人していければいいですね。回答者:西村和久(一筋分教会長・「憩の家」事情部教師), 【謙虚なスーパースター像 – 視点】「侍ジャパン」の余韻は、いまださめない。WBC14年ぶりの優勝で世界一を奪還したドラマは、老若男女を問わず多くの人々の心を揺り動かした。マスコミは、そのサイドストーリーをしきりに掘り起こす。栗山英樹監督の気配りと信頼による組織マネジメント、ダルビッシュ有投手のチームリーダーとしての献身、日系2世ラーズ・ヌートバー外野手の家族愛など、話題に事欠かない。なかでも目を引いたのは、大会MVPに選ばれた大谷翔平選手の人間性に対する高い評価だ。特に、米国の複数メディアが「謙虚」という言葉を用いて、スーパースターの人となりにふれたことは興味深い。この点にいち早く注目したのが、NHK教育テレビ「ハーバード白熱教室」でおなじみの、世界的な政治哲学者のマイケル・サンデル氏だ。氏は、新型コロナのパンデミックで露わになった世界の分断は、行き過ぎた「能力主義」によるものと喝破した。エリートは、自らの才能や努力だけでなく、時代性や環境などの「運」や、目に見えない多くの支えによって成功へもたらされたことを自覚し、決して謙虚さを忘れてはいけない。そうした謙虚さが、コロナ後の新たな世界を開く希望になる。その好例として、自ら大ファンと公言する大谷選手の名前を挙げていた。謙虚さが成長の原動力になる、と分析する研究論文もある(「謙虚に関するポジティブ心理学的研究の概観」2015)。これによると、謙虚なマインドを持つことで、自分の弱みや強みを客観的に認識できるし、周囲との連携や調和にも役立つ。さらに、謙虚な人は感謝の思いが強く、他者からの評価や信頼感が高くなりやすい。ゆえに、人間的成長が促されるという。頂点を極めても驕らない、大谷選手のイメージに重なる。「謙虚」から想起する、お道の言葉は「慎み」であろうか。謙虚という倫理的社会通念を内包しつつ、親神様に生かされている感謝の心に基づく、陽気ぐらしに向かう確かな生き方の一つといえよう。「慎みが理や、慎みが道や。慎みが世界第一の理、慎みが往還や程に」(おさしづ明治25年1月14日)謙虚なスーパースター像が今ひときわ輝くように、慎みの生きざまは将来、世界への往還道に通じていく。(松本), 【陽気ぐらしの人間像に近づく努力を重ねて – 天理大学入学式】天理医療大学と統合後 初の入学式天理大学(永尾比奈夫学長)の2023年度入学式が3日、同大杣之内第1体育館で挙行された。式典では、同大と大学院の入学許可者が発表された。天理医療大学との統合に伴い、今年度から医療学部が新設され、2年後に控える創立100周年に向けて新たなスタートを切った同大。今年度は計684人(人間学部92人、文学部57人、国際学部211人、体育学部221人、医療学部103人)が入学した。また、大学院にも臨床人間学研究科臨床心理学専攻に7人、体育学研究科体育学専攻に8人の計15人が入学した。続いて、4月1日付で新学長に就任した永尾学長が式辞に立った。永尾学長は、たくさんの学生との交流を通じて、人のために役立つ心づかいと言葉と行動を身に付け、本学が目指す陽気ぐらしの人間像に近づけるように努力を積み重ねることを求めたうえで、「失敗を恐れないチャレンジ精神で、充実した日々を過ごしてほしい」と語った。