天理時報2023年4月5日号3面
【勉強嫌いの息子が心配 – 人生相談】Q. 今春、中学3年生になった息子は、テスト期間になっても勉強せず、成績も悪いです。「勉強しなさい」と強く言っても、反論ばかりして聞き入れません。どうすれば勉強と向き合うようになるのでしょうか。(40代女性)A. 子供を持つ親として頭の痛い問題ですね。「おさしづ」に、「皆夫婦と成るもいんねん、親子と成るもいんねん。どうでもこうでもいんねん無くして成らるものやない」(明治34年3月26日)とあります。陽気ぐらしを目指すうえから、親神様の深い思惑があって夫婦や親子になるのだと教えられます。まずは、お子さんを授けていただいたことへのお礼と、共に陽気ぐらしへ歩むことのお願いを日々、親神様・教祖に申し上げてください。さて、一方的に「勉強しなさい」と言うのは逆効果だといわれています。言えば言うほど勉強しなくなってしまうのが反抗期の中学生でしょう。また、あなた自身のイライラからストレスが溜まり、家庭内にも悪影響を及ぼしてしまいます。ここは子供と一緒に、親自身も変わる努力をしてみるといいと思います。忙しい中も子供のための時間をつくる。勉強する意味を一緒に考える。結果目標ではなくプロセス目標の設定を共に考える。勉強ができる環境を整えてやる、など。また、学校の先生に相談するのも解決方法の一つです。教内での「天理教ファミリーコミュニケーションアプローチ」(TFA)なども参考になります。ぜひこの機会に、あなたも勉強の努力をしてみてはどうでしょうか。回答者:平澤勇一(磐城平大教会長・福島教区長), 【育成の心構え学ぶ – 鼓笛バンド指導者研修会】少年会本部(田邊大治委員長)は3月24日から26日にかけて「鼓笛バンド指導者研修会」を親里で開催。コロナ下では日程の短縮などプログラムの変更を余儀なくされたが、今年は4年ぶりに3日間通して実施し、全国各地から242人が受講した。新高校1年生以上が受講対象となる同研修会は、鼓笛活動を通じて縦の伝道に携わる育成会員としての心構えなどを学ぶもの。受講者は「鼓笛体験」「低年齢層指導」「バトントワリング」など6つのコースから1つを選択し、年齢や習熟度別に研修を受けた。162人が受講した「鼓笛コース」では、楽譜の読み方や呼吸法、チューニングなどの基礎知識をはじめ、パート練習の進め方や合奏の技術についても学んだ。同コースを受講した川名治子さん(20歳・本豊分教会信者・東京都渋谷区)は「鼓笛の基礎知識や指導する際の心構えを学ぶことができた。所属する隊の子供たちが楽しめる指導を心がけたい」と語った。同研修会の様子を見ることができますhttps://youtu.be/jyHhOcrt0MM, 【WBCの歓喜に思う – 視点】日本時間3月22日、「WBC(ワールドベースボールクラシック)」の決勝戦がアメリカで行われ、日本代表チームが7戦全勝で3度目の優勝を果たした。直近2大会は決勝へ進めず、14年ぶりの栄冠となった。野球の発祥には諸説あるが、有力なのは、フランスで始まったスポーツ(ラ・シュール)がイギリスへ渡り“野球の原型”が生まれ、移民によってアメリカへ伝えられて今日の「ベースボール」となったというもの。国際的にはサッカーやバスケットボール、バレーボールなどに比べると競技人口が少なく、この競技が人気な国や地域は限られている。2006年、アメリカ(およびカナダのチームで構成されている)メジャーリーグ機構とその選手会は、世界的な市場拡大を目指してWBCを開始した。そのアメリカが、前回に続く連覇を期してメジャーリーグの一流選手をメンバーに選び、今大会に臨んだ。決勝は日米決戦となり、最後は1点差で“世界の二刀流”大谷翔平投手と、大谷選手とチームメートであり、アメリカ代表チームの主将であり、メジャーリーグ現役最高選手のマイク・トラウト選手との対決に。結果は、周知の通り映画や漫画の世界さながらの劇的な幕切れだった。日本ではテレビ中継の視聴率が全7試合とも軒並み40%を超えた。中継を見た多くの人々が、日本チームや各国チームの「諦めない心」「互いに支え合う姿勢」「相手を認め合う姿」などに気づきと勇気を得たのではないか。日本代表の栗山英樹監督が、帰国後のニュース番組で「野球の神様が」と何度も口にする映像を見て、ふと思った。果たして親神様・教祖は、このWBCをどのようにご覧になったのだろうか。「せかいぢういちれつわみなきよたいや」(おふでさき十三号43)とお教えくださるように、チーム内で支え合い、人種を超えて互いに認め合い、それを見た人が心を動かされたことを、きっとお喜びくださっていると思う。これは、野球の世界だけで終わってはいけない。私たちは毎日の生活の中で、支え合い認め合うことを実践することはもとより、教えに基づき、一れつきょうだいの真実を伝えていきたい。(松村登)