天理時報2023年3月1日号2面
【5年ぶりの現地活動 笑顔に心救われる – おやのことば・おやのこころ】南は、とんと道がついてないで、南半国道弘めに出す。『稿本天理教教祖伝逸話篇』84「南半国」菜の花2月12日から「天理大学国際参加プロジェクト(IPP)」の現地活動のため、タイ王国東北地方のマハーサーラカーム県に滞在しています。2001年にインド西部を襲った大地震の際、現地へ赴き救援活動を実施したことから始まったIPPは、以来アジアの発展途上国での災害救援や教育支援のボランティア活動を毎年実施し、学内外から高い評価を受けてきました。しかし18年以降は、コロナ禍などで中止を余儀なくされました。そんななか、このたび5年ぶりに現地活動を行うことになり、23人の学生と共に渡泰。同県の貧しい寒村に入り、日本とは異なる生活環境に身を置きながら、村の人々に喜んでもらいたいと環境問題の改善や村おこしの支援に取り組みました。活動の一環として、村内唯一の小学校で交流会を実施しました。財政難などで廃校の危機に瀕し、その危機を回避しようと昼食用に敷地内で米を作り、豚・鶏・魚などを飼育し、自給自足を目指しています。そんな状況下でも、子供たちの表情は底抜けに明るく、IPPで準備した昼食の日本のカレーライスをお代わりするときのキラキラした笑顔に、心救われる思いがしました。村での活動を無事に終え、マハーサーラカームの市内に戻った翌朝、阪東大教会の布教拠点「マハサラカム集談所」で参拝。数年前に完成した立派な神殿でぬかずき、村での活動の御礼を申し上げずにはいられませんでした。(足立), 【リポート三年千日 一手一つに成人の歩みを – 第2回 支部単位で実動】地域で力合わせ年祭活動を推進教祖140年祭へ向かう三年千日活動がスタートして1カ月が過ぎた。この「リポート三年千日」では、心の成人を期して、にをいがけ・おたすけに励む教友の姿を追う。第2回は、支部単位で実動する教友の取り組みを紹介する。管内全21駅でにをいがけ – 千葉・松戸支部松戸支部の教友は幟を手に、道行く人たちに教えの一端を伝えた(1月9日、松戸駅前で)千葉県松戸市にある松戸駅周辺には商業施設が立ち並び、昼夜を問わず多くの人々が行き交う。年の改まった1月9日、同駅前には、溌溂とした声で道行く人に話しかける4人の教友の姿があった。千葉教区松戸支部(椿教明支部長)では長年、常時活動の一環として、同駅を拠点に路傍講演などを実施。ところが、昨今のコロナ禍の影響により、にをいがけをはじめとする支部活動の中止を余儀なくされた。こうしたなか、昨年の支部例会の席上、教祖140年祭へ向かう三年千日に、仕切って世の人々に教えを伝え広めようという声が上がる。話し合いを重ねた末、これまでの活動の幅を広げ、市内全21駅を拠点に実動する「松戸市内全駅制覇にをいがけ」と銘打った活動を展開することを決めた。当日、松戸駅に集合した教友らは遙拝後、路傍講演や神名流し、リーフレット配りなどに取り組んだ。今後、拠点を毎月変えながら活動を続けていく予定だ。椿支部長(57歳・神田分教会長)は「年祭へ向けて、管内の教友には、それぞれできることから始めようと声をかけている。進んでは『市内全駅制覇にをいがけ』を通して、明るく楽しく、管内一丸となって年祭活動に励みたい」と意気込みを語った。長年の“伝統”生かしつつ – 茨城・古河支部古河支部では、JR古河駅周辺での清掃ひのきしんに加えて、にをいがけにも取り組んでいる2022年12月28日、茨城教区古河支部(田宮城司支部長)の教友8人は、JR古河駅前で路傍講演とリーフレット配りを実施。併せて、駅周辺の清掃ひのきしんを行った。半世紀以上も前から、同駅前で除草やごみ拾いなどを続けている同支部。昭和47年には日本国有鉄道東京北鉄道管理局(当時)から感謝状を贈られるなど、地域に根差した活動として定着している。清掃ひのきしんは毎月第2土曜の早朝に実施。現在は少年会員も参加するなど、家族ぐるみの活動になっている。毎月、同駅前でにをいがけも行っている同支部。年祭へ向けては、茨城教区が掲げる「教祖におよろこび頂ける実動を!!」のスローガンのもと、常時活動をより活発に推し進めるべく、管内の教会長らが中心となって、ようぼくの積極的な参加を促している。年明けの1月14日には、同駅周辺で12人が清掃ひのきしんに励んだ。田宮支部長(58歳・東筑波分教会長)は、「茨城教区は現在、支部を中心とした活動を推進している。まずは教会長が先頭に立ち、教友一人ひとりの実動を後押ししていきたい」と抱負を述べた。ひのきしんと路傍講演軸に – 神奈川・南支部ごみ拾いや草抜きに汗を流す南支部の教友たち(2月4日、「芹が谷やまゆり園」で)神奈川教区南支部(宇惠淳嗣支部長)は現在、教祖140年祭活動の取り組みとして、清掃ひのきしんと路傍講演を毎月実施している。同支部では、2020年から障害者支援施設の「芹が谷やまゆり園」を会場に、清掃ひのきしんを定期的に継続。コロナ禍の影響で一時中止を余儀なくされたものの、先ごろ、年祭へ向けて同園での清掃ひのきしんを再開するとともに、路傍講演を毎月行うことを新たに定めた。仕切り直しの活動日となった2月4日、教会長やようぼくら26人が清掃ひのきしんに参加。園内の庭で、ごみ拾いや草抜きなどに取り組んだ。また9日には、京急弘明寺駅前で路傍講演を実施、7人が参加した。今後は支部の例会などを通じて、管内の教友へ広く参加を呼びかけていく。宇惠支部長(52歳・濱分教会長)は「身近な人へのにをいがけを常に意識しつつ、ひのきしんと路傍講演を軸に、支部一体となって年祭活動を盛り上げていければ」と話した。