天理時報2023年2月15日号7面
【「最高裁判所長官表彰」- 家事調停委員として長年尽力した水田耕二さん】水田耕二さん(72歳・水鳥分教会ようぼく・福岡県筑紫野市)は先ごろ、家事調停委員として長年、紛争解決に尽力し、調停制度のために貢献した功績が顕著であると認められ、調停委員に対する最高位の表彰である「民事調停委員及び家事調停委員に対する最高裁判所長官表彰」を受けた。「調停」とは、紛争当事者が裁判所の仲介のもと話し合い、適正・妥当な合意を成立させるための手続き。調停委員は、裁判官と共に当事者双方の言い分を聴き、助言や解決策を提案して合意を斡旋する。最高裁判所長官表彰は、調停制度施行40周年に当たる昭和36年から年1回行われているもの。各地方裁判所の所長表彰、各高等裁判所の長官表彰などの中で最高位の表彰であり、令和4年度は120人が対象となった。当事者の心の向きを変え平成17年、行政書士として働く中で、相続問題の解決を専門に活躍する講師と出会った水田さん。その業務姿勢に感銘を受けるとともに、自身も父親の相続手続きでトラブルになりかけた過去に思いが至り、一念発起。“相続問題のプロ”を目指すと決意した。その後、相続問題への知見を深めるため、18年に調停委員を志願。面接に合格し、福岡家庭裁判所本庁の家事調停委員に任命された。以来、15年にわたって1千件以上の遺産相続や離婚問題の調停に携わってきた。その間、自宅近くの教会に日参し、本部の大祭と所属教会の月次祭に欠かさず足を運んできた。26年からは、裁判所の参与員として成年後見人の候補者の面談を担当するほか、行政書士事務所で「離婚センター」「相続センター」を運営するなど、多忙な日々を送っている。水田さんは「双方が納得する解決に届かず、悩むときもあったが、お道の教えを胸に諦めず続けてきたことが評価され、うれしい気持ちでいっぱい」と語った。(佐賀・山内社友情報提供), 【「生きる」を表現 グランプリに輝く – 天理市の梶本たけのさんと満天君】「IKIRUファッションコレクション」に出場した、たけのさん(中央左)と満天君(中央右)はグランプリに輝いた。右は満男さん梶本満男さん(53歳・本部准員・天理市)とたけのさん(51歳・本部婦人)夫妻の次男・満天君(14歳)は、2022年12月6日に東京都で開催された第2回「IKIRUファッションコレクション」に、たけのさんと共に出場。51組の出場者の中からグランプリに輝いた。満天君は、先天性の染色体異常「13トリソミー」と合併症の障害がある。出生後、1歳まで生存できる確率は1割に満たず、医師からは「人工呼吸器が外れることは一生ないだろう」と告げられた。そんななか、満天君は外科的処置を施され、医療の常識を覆して、1歳の誕生日を迎えた。その後、たけのさんは、満天君が生きるためにできることはないかと考え、毎日スキンシップをしたり、すべての臓器に名前をつけて感謝の言葉をかけ続けたりした。すると、医師が驚くほど心不全の指標値が下がり、6歳のとき呼吸器が外れ、自発呼吸ができるまでにご守護を頂いた。満天君は現在、「13トリソミー」を持つ人の中で高年齢となる14歳。奈良養護学校へ通い、見る、聞く、触るなど成長に応じた授業を受けている。梶本さん夫妻は、満天君が生かされていることへの感謝と、「重度の障害がある子供とその家族と共に時間を過ごしたい」との思いから、「秋のわくわくこどもおぢばがえり」と銘打った行事を企画。コロナが流行する3年前まで毎年続けてきた。こうしたなか、たけのさんの弟・吉川泰昭さん(44歳・同ようぼく)の知人が、たけのさんと満天君の生き方に感銘を受け、第2回「IKIRUファッションコレクション」の出場者として推薦。梶本さん夫妻は「生かされている喜びを何か表現できれば」と出場を決意した。同大会は、俳優やアイドル、障害のある人など、さまざまな立場や境遇にある人が、芝居や朗読、歌などを通して「生きる」ことを表現するもの。大会当日、たけのさんと満天君は、織姫と彦星をイメージした衣装を着て舞台へ。衣装には「やっと会えたね」という意味を込めたという。ステージに立ったたけのさんは、満天君を抱きかかえながら、これまでの軌跡や今ある喜びを音楽やスライドショーに合わせて朗読。結果、聴衆に感動と勇気を与えたことが高く評価され、見事グランプリに輝いた。たけのさんは「満天を通じて多くの人たちと出会うことができた。今回、不思議な縁から出場することになり、まさかグランプリを頂けるとは思いもしなかった。いつか、ここでつながった人たちをおぢばへお連れしたい」と話した。, 【訃報(2023年2月15日号)】小林勇さん(89歳・鹿島大・全越分教会前会長)1月2日出直された。新潟教区。楠裕子さん(くす・ひろこ=81歳・東海大・龍國分教会前会長夫人)1月8日出直された。婦人会東海支部委員を務めた。三重教区。増田辰三さん(94歳・郡山大・中郡山分教会前会長)1月9日出直された。本部詰員、大教会長代務者、龍美分教会長(4代)、天龍ブラジル教会長(初代)、教区主事を務めた。奈良教区。加藤節子さん(78歳・敷島大・勢明城分教会長夫人)1月9日出直された。愛知教区。大橋富男さん(75歳・郡山大・郡京分教会長)1月9日出直された。宮崎教区。山森百合子さん(93歳・西陣大・弘德愛分教会前会長)1月11日出直された。「憩の家」事情部講師を務めた。京都教区。片桐清幸さん(87歳・山名大・唐桑分教会前会長)1月11日出直された。教区主事、気仙沼支部長などを務めた。宮城教区。藤本歳子さん(ふじもと・としこ=104歳・岐美大・名美藤分教会初代会長)1月12日出直された。大阪教区。大林英司さん(おおばやし・えいじ=96歳・双名島大・御武所分教会長)1月12日出直された。本部詰員、大教会役員を務めた。香川教区。井手誠次郎さん(72歳・髙知大・幾志分教会前会長)1月12日出直された。大教会役員、今治支部長などを務めた。愛媛教区。黒木正彦さん(79歳・甲賀大・宮甲分教会長)1月13日出直された。宮崎教区。舘野裕子さん(たての・やすこ=97歳・日光大・國治分教会前会長)1月14日出直された。栃木教区。佐藤幸助さん(95歳・山名大・浅舞分教会前会長)1月14日出直された。旧平鹿東支部長を務めた。秋田教区。片山治美さん(88歳・中紀大・中紀和分教会前会長夫人)1月14日出直された。大教会婦人などを務めた。和歌山教区。湯川理惠子さん(87歳・磐城平大・濵鶴元分教会前会長)1月14日出直された。神奈川教区。中田明美さん(86歳・中河大・大海明分教会2代会長)1月14日出直された。兵庫教区。山﨑和夫さん(84歳・島ヶ原大・水戸分教会前会長)1月14日出直された。大教会役員、那珂郷分教会長(8代)、中央支部青年会委員長などを務めた。茨城教区。橋本二三子さん(はしもと・ふみこ=65歳・名東大・理宮分教会長夫人)1月14日出直された。徳島教区。中井洋子さん(なかい・ようこ=82歳・兵神大・戸越分教会前会長夫人)1月15日出直された。大田調布支部婦人会主任を務めた。東京教区。