天理時報2023年2月8日号2面
【心定めて一歩を踏み出す – おやのことば・おやのこころ】その定めた心を受け取るで。『稿本天理教教祖伝逸話篇』36「定めた心」フキノトウ7年前のことです。夜中に体のかゆみで目が覚め、寝間着をめくって驚きました。腹部や背中に無数の発疹があったのです。翌朝いったんは治まりましたが、夜に晩酌をしていると、再び強いかゆみに襲われました。そのころ、長男を妊娠中だった妻が検診で「胎児の体重増加が標準より遅れている」と言われていたこともあり、「無事に生まれるまで断酒しよう」と決めました。出産予定日まで100日ごろのことでした。その後は里帰り出産のため、身重の妻をそばで支えることこそかないませんでしたが、きっと妻も自分なりに心を定めて通ってくれたに違いありません。おかげさまで、母子とも健やかに出産を迎えることができました。先人の逸話には、心定めの内容や、それを実践して継続することもさることながら、まず心を定めることそのものの大切さを示唆する話が多いように感じられます。「こんなこと本当にできるかな」「もし、できなかったら……」と二の足を踏むより、思いきって最初の一歩を踏み出すことが、ご守護を頂くうえで大事な道筋になるということでしょう。年明け、ある信者さんが「三年千日の間は、仕事の都合をつけて、月次祭のおつとめ奉仕を毎月させてもらいます」との決意を聞かせてくださいました。年祭活動のスタートダッシュに遅れることなく、勢いをもって歩み出したいと思います。(榊), 【「ようぼく一斉活動日」新たに実施 – たすけ委員会】「たすけ委員会」はこのほど、今年秋から再来年にかけて、「ようぼく一斉活動日」を設ける旨を発表した。これは、教祖140年祭へ向かう三年千日において、同じ地域に住まうようぼくが互いに励まし合い、勇ませ合って、それぞれの教会や個人の年祭活動に弾みをつけることを目的とするもの。教会本部の主催で、参加対象は地域(支部)在住のようぼく。教区・支部の運営のもと、全支部で拠点教会を設定し、これを会場とする(複数会場可)。日程は年祭活動期間中(立教186年秋から188年まで)に計5回、全会場、同じ日に実施される。第1回は、今年10月29日 に行われる。内容は、おつとめと「諭達第四号」拝読、ビデオメッセージのほか、会場ごとに設定したプログラム(ひのきしん、講話、感話、懇談・ねりあいなど)を実施する。今後、各教区に実行委員会が設置され、そのもと各支部で会場教会と活動内容が検討される。また、その決定を受けて所属教会長からようぼくへの案内が行われ、一方、教区・支部からも、把握しているようぼくに参加を呼びかける予定だ。, 【三年千日は“躍動の旬” 心を定めたすけ一条へ – 立教186年春季大祭 中田表統領神殿講話(要旨)】既報の通り、教祖が現身をかくされた明治20年陰暦正月二十六日に由来する、立教186年「春季大祭」が1月26日、本部神殿で執り行われた。ここでは、中田善亮表統領の神殿講話の要旨を掲載する。今日は、教祖が現身をおかくしなされた理と、そこにこもる親心と思召に心を寄せ、心に刻む日だ。これに加えて、教祖140年祭へ向かう三年千日活動のスタートの日でもある。教祖は、ご存命のまま、世界たすけのうえにお働きくだされている。姿が見えないだけで、瞬時も途切れず、私たちをお見守りくださり、お導きくださる温かいご存在だ。現在もこれから先も、私たちは教祖を身近に感じ、もたれさせていただける。これほどありがたく、心強く、安心なことはない。常に教祖の親心と思召を求めて年祭の日までの3年を仕切り、集中してひながたを辿らせていただき、心の成人を志すのが年祭活動である。そのためには何らかの目標を持ち、その実現のご守護を頂戴しようと、具体的に心を定めることが大切だ。心定めを実践する道中では、いろいろとお手引きをお見せいただく。そのたびに思案を重ねて、をやの思召を誤りなく悟る努力が求められる。教祖の年祭は、常に教祖の親心と思召を求める姿勢が第一である。ようぼくとして、いま身の周りに現れていること、成ってくることをよく思案し、自分に頂戴する御用、役割を求め、自覚してつとめさせていただくことだ。それはをやのご期待であるから、厳しく難しそうなことでも、ご期待にお応えするという勇み心で臨めば、きっと喜びの道が開けてくるに違いない。いまの自分にできる精いっぱいを「諭達第四号」に示されるように、ようぼくは教会へ足しげく運ばせてもらうことだ。をやの思召や親心を分からせていただくには、それが一番の近道である。そして、ひのきしんに励む。さらに言うなら、日常の行いそのものに親神様への感謝の心がこもれば、それもひのきしんである。にをいがけ・おたすけでは、あまり気負わず、自分の周囲をあらためて見渡してみよう。身上や事情で困っていたり、たすけを求めていたりする人は少なくない。まずは素直に声をかけてみよう。おさしづに「働きの理が見えてある」(明治40年5月17日)と仰せられる。教祖のお導きに気づいて、温もりと深い親心を感じさせてもらうとともに、かりものの体をはじめ、日々篤いご守護に守られていることへの感謝を忘れず通らせていただこう。いよいよ三年千日が始まる。私たちの真実のたすけ一条の実動、心を勇ませての躍動の旬である。いまの自分にできる精いっぱいを心に定め、互いに励まし合い、力を合わせてつとめきらせていただこう。