天理時報2022年6月22日号3面
【困難を「手入れ」と受けとめ – 視点】このところの新型コロナウイルス新規感染者の減少から、政府は6月1日から海外への水際対策を大幅に緩和。以降、段階的に訪日外国人観光客の受け入れを始めた。国内でも、感染防止対策としての行動制限が徐々に緩和され、社会が活気を取り戻しつつあることは大変ありがたい。近い将来、終息へ向かう兆しに違いないと期待するのは筆者だけではないだろう。しかし、たとえ状況がさらに良くなったとしても、親神様が「おふでさき」の中で感染症のコレラについて「みのうちにとのよな事をしたとても やまいでわない月日ていりや」(十四号21)とお示しくださるように、この2年以上にわたる新型コロナによる困難を、親神様の「手入れ」と受けとめ、銘々が心の立て替えを図らなければ、真に思召にお応えしたことにはならないと考える。そこで、お道を信仰する者の心の置きどころについて、お言葉を手がかりに思案してみたい。「おさしづ」に「身の内自由成る成らんは、痛み悩み無くば分かろうまい。又一つかりものという。身の内かりものなら、何か一切かりもの。身の内めん/\思うようにならん。自由ならんが、これかりもの。この理分からねば、何ぼ働いても理は無きもの。この理をしっかり聞き分けるなら、それ自由とも言う。これ一つ諭し置く」(明治32年6月1日)と、お示しいただく。これは、ある若者が右足の股の出来物について伺ったことに対する「おさしづ」であるが、親神様は、身体の痛みや悩みを通して不自由を味わわなければ、身体の一切が借り物であることが分からないだろうと諭したうえで、身の内が自分の思い通りにはならないという理をしっかり聞き分けて暮らすことを求めておられる。新型コロナウイルスで経験したさまざまな困難を台に、親神様のご守護の理をより深く味わい、かしもの・かりものの理をしっかりと胸に刻んで、本格的な活動再開に臨みたい。(諸井), 【夫が短期間に転職を繰り返す – 人生相談】Q. 夫は結婚後の3年間で、3度転職しています。当初は家計を案じてのことでしたが、勤め先の愚痴をこぼしては転職を繰り返しています。仕事を安定して続けてほしいと思う半面、気の済むまで静観すべきか悩んでいます。(30代女性)A. さまざまな事情で転職する人が多い時代ですが、3年間に3度はやはり多いですね。愚痴をこぼして転職を繰り返す夫は、良く言えば辞める決断力があり、変化をいとわない人です。新たに資格を取ったり、人に請われたりする以外、いまよりも良い職に就くことは難しいものです。お金を稼ぐ仕事は、自分が好きだからできるというものではなく、その人の性格や適性を見極めて与えられるものだからです。つまり、就職は「縁」です。十全の守護の理でいえば「くにさづちのみこと」の「つなぎ」のご守護。象徴は「亀」ですから、謙虚さ、忍耐力、継続力が大事です。ある程度の期間を辛抱して続けるうちに、仕事のイメージも変わります。そうして積み上げた経験によって、また違う仕事に就くこともあります。推測ですが、あなたの夫は個性が強く、チームワークは苦手なのかもしれません。職場での人間関係が良ければ、すぐに辞めることはないと思うからです。転職を繰り返す意味が不明のまま静観していては、問題の先延ばしになるだけです。夫の性格や特徴、得意なことを、夫婦でよく話し合ってみませんか。それが難しければ、ハローワークなどのキャリアコンサルティングを受けるよう勧めてみてください。回答者:古市俊郎(福之泉分教会長・公認心理師), 【創立130周年記念祭・7代会長就任奉告祭 – 繁藤大教会】繁藤大教会(坂本輝男会長・高知県香美市)は5月22日、創立130周年記念祭ならびに7代会長就任奉告祭を執り行った。同大教会では「信仰の元一日に立ち返ろう」のスローガンのもと、「人々のたすかりを願い、陽気ぐらしの輪をひろげよう」を活動方針に掲げ、各自が足元を見つめ直し、この日に向けて歩みを進めてきた。当日は、感染症対策として、大教会神殿での参拝は大教会在籍者および教会長夫妻のみとし、ようぼく・信者は大教会内に設けた4カ所のモニター会場などから遥拝した。祭典では、真柱様のメッセージを、大教会世話人の増井幾博本部員が代読。おつとめの後、あいさつに立った坂本会長は「繁藤につながる皆のおかげで、いまの自分がある。その恩に報いられるよう、しっかりとつとめたい」「記念祭に向けては、多くの方々のひのきしん、お心寄せを頂いて、きょうの日を迎えることができた。そうして得た勢いそのままに、教祖年祭へ向けて、一手一つに歩ませていただきたい」と決意を述べた。(繁藤大・坂本社友), 【展示で振り返る半世紀「 白梅寮50年のあゆみ展」(6月28日まで)】「白梅寮50年のあゆみ展」が6月28日まで、おやさとやかた南右第2棟1階ホールで開催されている。これは、布教部社会福祉課所管の天理教保育士育成委員会(村田幸喜委員長)が運営する白梅寮が一昨年、開設50周年の節目を迎えたことを記念して企画されたもの。昭和46年に開設された白梅寮。寮生は2年間、親里で寄宿生活を送りながら、保育士の資格を取得する。卒寮生は現在、1,400人を超える。今展では、代々の寮生が手作りした寮生活での目標を掲げたポスターや卒寮記念品、「おやさとパレード」の出演時に使用した衣装など、寮生時代を振り返るさまざまな品を展示。また、年譜表によって、開設以来の歩みが紹介されている。石前修寮長は「今回の企画展が卒寮生の方々にとって、『ようぼくとしての自覚と保育士としての技術を身につける二重の勉強を』という、寮創設に込められた思いを再確認するきっかけになれば」と話している。◇なお現在、第53期白梅寮生を募集している。詳細は下記リンクから。https://fukyo.tenrikyo.or.jp/top/?p=21851