天理時報2022年6月22日号4面
【初夏の思い出 – おやさとスケッチ】「雨の神殿」インフォメーションセンター前から描きました。ようやく近畿地方が梅雨入りしたというニュースが届きました1年前のいまごろ、修養科に入っていました。クルマでの生活に慣れきった身体にとって、3カ月間、詰所から修養科までの往復路を歩き続けたことや、ひのきしんで身体を動かしたことは、大きな変化でした。入浴後に体重を計ると、体重計の目盛りが面白いくらいに少しずつ減っていき、お腹も引っ込んでくるのが実感できました。雨が降れば長靴を履いて、炎天下では帽子をかぶって、季節の移り変わりを肌身に感じながら、目にするものすべてを楽しんで歩いていました。朝の神殿掃除へ向かう真っ暗な道でホタルを見つけたり、神殿の屋根に向かって流れる星を目にしたりした感激は忘れられません。行きがけは詰所の人たちと、帰りは同じクラスの人たちと語り合った道中は、まるで学生時代に戻ったようで、とても充実した時間でした。「修養科周辺に咲く花」*毎日、炊事本部の食事にお世話になりました。これまでも学生のころや勤務先で食べてきたので、すっかりおなじみの味ですが、いつも何が出てくるのか楽しみでした。詰所では、食堂ひのきしんの方や教養掛の先生が、修養科生のために、あれこれ食事に工夫を凝らしてくださいました。多くの来訪者が差し入れてくださる心づかいもありがたく、食べることは、本当に多くの方々のおかげがあってこそと身にしみました。*疲れ知らずの僕でしたが、一度だけ、三日連続の本部神殿のトイレ掃除に当たった最終日に体調を崩しました。けれど周囲の方の温かい支えで、休まずひのきしんに勤しむことができました。その日、詰所の修養科生に初めておさづけを取り次いでもらったことがとてもうれしく、それをきっかけに自分も別の人におさづけを取り次がせてもらうことができました。身上から気づかされることがあると実感しました。修養生活の間、人のたすかりを願っておさづけを取り次ぎ、神殿へ足を運ぶ仲間たちの姿を何度も目にしました。その姿はいまも忘れがたく、所用などで天理へ行く機会があると、神殿へ自然と足が向くようになりました。「回廊拭きひのきしん」これまで何度も回廊拭きのひのきしんをしてきましたが、修養科での集中力は、自分でも驚くほどでした「教祖殿の北庭」小学生のとき、ここにあるプールで泳いでいました。たしか、渡り廊下で着替えていたような……。睡蓮の下で、池の鯉が時々はねていました「炊事本部の食事」朝昼晩、その日に食べたメニューを思い出すことは、かなりの脳トレにもなりました西薗和泉 (にしぞの・いずみ) 画家1960年、天理市生まれ。84年、京都市立芸術大学油画科卒業。2021年まで天理中学校美術教諭を務めた。『すきっと』(道友社刊)で「毎日がスケッチ日和」を連載中。勢白分教会ようぼく。季節の絵てがみ梅雨の日も楽しめるものがたくさんあります。絵てがみプレゼント西薗さん描き下ろしの絵てがみを、抽選で3人の方にプレゼントします(写真はサンプル)。ご希望の方は、ハガキまたはEメールで「6月22日号『おやさとスケッチ』絵てがみ希望」と明記のうえ、住所・氏名・年齢・電話番号を書き添えて下記まで。紙面の感想やご意見も併せてお聞かせください。今号の締め切りは7月1日(消印有効)。なお、当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。【あて先】〒632‐8686天理郵便局私書箱30号天理時報「おやさとスケッチ」係Eメール[email protected], 【天理時報特別号 – 令和4年7月号】○1ページ人は自分の”心の姿”を映す鏡自分が変われば相手も変わる○2・3ページわたしのクローバー 藤本加寿子夜空に輝く星に見守られ○4・5ページ「親孝行に免じて救けて下さるで」――お言葉を頂戴するたびに信心を固め水の少ない山奥の里に四方から参詣人が……『稿本天理教教祖伝逸話篇』から○6ページ身近で聞いた素朴な問いにWAKUさんがお答えします 西村和久 一筋分教会長陽気ぐらしのキーワードの一つ「慎み」とは?○7ページ心に効くおはなし 堀尾治代著『こころを聴く』から基本は本人の力を信じること○8ページ山の辺の道心の景 もう一つの山の辺の道購読のお申し込みは〒632‐8686天理郵便局私書箱30号道友社定期購読受付係(TEL:0743‐63‐4002)まで定価=1部16円/年間購読料=780円(送料共)