天理時報2022年4月27日号3面
【社会貢献通じにをいがけを – 東京教区】東京教区(入江和德教区長)は先ごろ、「地域社会貢献・東京元気プロジェクト」を新たにスタートした。これは、昨年4月に行われた同教区創立記念祭の席上、記念講演に立った中田善亮表統領が、これからの道の歩みを考えるうえで「たすけを求める人に向き合うおたすけ活動」を眼目の一つに挙げたことを受けて考案されたもの。同プロジェクトは現在、「キャップdeワクチン」と「カイロで水質改善」の二つを推し進めている。「キャップdeワクチン」は、ペットボトルのキャップを集めて回収業者へ渡すことで、途上国の子供たちにワクチンを届けることができるというもの。これは現在、NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」が主導している取り組みで、ペットボトルキャップ2キロで一人分のワクチンになる。一方の「カイロで水質改善」は、海や川などの水質改善を目指す企業に、回収した使い捨てカイロを提供するもの。カイロ内にある鉄を加工して水中に入れると、硫化水素やリン酸などと化学反応を起こし、ヘドロを分解したり悪臭の発生を防いだりする効果があるという。現在、教務支庁にそれぞれの回収ボックスを設置し、各支部に対して活動への参加を呼びかけている。代表の西海道生さん(63歳・都南分教会長)は「社会貢献の活動が、にをいがけの一助になれば。このプロジェクトを皮切りに、今後も幅広い動きを展開していきたい」と話した。(東京・赤阪代表社友情報提供), 【働かない弟にイライラする – 人生相談】Q. 両親と弟の4人暮らしです。1年ほど前に仕事を突然辞めた弟は、いまだに就職活動をしていません。「仕事はどうするんだ」と聞いても無視するばかりで、こちらがイライラしてしまいます。どうすれば弟が働く意欲を見せるようになるでしょうか。(20代男性)A. あなたは家族思いであり、長男としての責任感も持ち合わせているのでしょうね。両親のことを気づかいながらも、休職中の弟さんの将来を心配するあまり、イライラが募ってしまうのでしょう。イライラは「腹立ち」につながり、あなた自身も心にほこりを積んでしまいます。俗に「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」といわれます。「仕事はどうするんだ。将来のことを考えているのか」と何度も言われれば、弟さんも嫌になってしまうでしょう。人生100年時代といわれる現代ですから、いまは弟さんの心の充電期間だと思って、まずは少し長い目で見守ってください。当然ながら、ご両親も心配されているでしょうから、あなたと3人で相談し、今後の接し方について共有することをお勧めします。おそらく弟さんも、心の中では将来のことを不安に思っているはず。次のステップへ向かうためのきっかけが必要なのだと思います。ぜひとも家族でおぢばへ帰り、これまでのお礼と、これからのお願いをしてください。そして、新たな人生を歩むための準備として、修養科の志願を勧めてみてください。あなたやご両親は、弟さんが良い方向へ向かえるよう、親神様・教祖に日々お祈りしていただいたらと思います。回答者:平澤勇一(磐城平大教会長・福島教区長), 【ロシア学科OBの教友も避難民支援】既報の通り、天理大ロシア学科(当時)出身の小野元裕さん(52歳・敷土分教会ようぼく)は、長年ウクライナとの文化交流事業を続けてきた。3月下旬、「ウクライナ避難民を日本に迎える会」を新たに発足。これは、避難民の一時的な避難・救済を目的としたもの。渡航費や滞在中の生活費の支援、滞在先のホテルの客室やウクライナ語通訳を手配する。小野さんは、企業などの支援を受けながら、ビザの申請やチケットの手配などの支援準備を進め、4月7日に初めてウクライナ人家族3人を受け入れ。避難期間は1〜3カ月を見込んでおり、100人程度の受け入れを検討しているという。今後、行政機関と連携しながら、日本での暮らしを充実させるための支援態勢づくりも目指していく。, 【創立130周年記念祭 – 五條大教会】五條大教会(宇惠義司会長・奈良県五條市)は4月3日、創立130周年記念祭を執り行った。同大教会では、「一すじ心で をやの思いに 添いきろう――にをいがけ・おたすけの活発な教会を目指そう」をスローガンに、五つの活動目標を掲げて成人の歩みを進めてきた。また、この日に向けて、おつとめの役割が決まった半年前から、地方、鳴物、おてふりの調子を合わせようと練習に取り組んできた。当日は、新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底したうえで祭典を執行。参拝者を限定し、ようぼく・信者は、それぞれの所属教会から遥拝した。参集した人たちは、各教会の代表として、参拝が叶わなかった教友の分も含め、コロナ禍や世界の争いが一日も早く収まるよう祈念した。おつとめの後、真柱様のメッセージを、大教会世話人の安野嘉彦本部員が代読。続いてあいさつに立った宇惠会長は、中田善亮表統領の祝電を読み上げたうえで、「この記念祭をスタートとして、教祖140年祭の活動には、今回できなかったことを皆が心をそろえてつとめ上げ、親神様・教祖にお喜びいただける道を通らせてもらおう」と決意を語った。(五條大・山﨑社友), 【「デー」から日々の実践へ – 視点】今月29日は「全教一斉ひのきしんデー」が行われる。昭和7年に「全国一斉ひのきしんデー」として始まって以来、今年で90周年を迎える。例年は支部ごとに会場を設定し、ようぼく・信者が一堂に会して実施してきたが、コロナ禍が収まらないなか、今年は支部の判断で会場を設けて行うか、教会や家庭周辺で行うかを選択してもらうよう呼びかけている。昭和7年の初回は天理教婦人会および天理教青年会の主催によって実施された。事前に各教務支庁宛に出された通達には次の通り書かれている。一、今回ノ「ひのきしん」ハ勿論社会奉仕トハ云ヘ「社会公共ノタメニ仕テヤツテイル」ト云フガ如キ精神デ実行スルノデナク、人ノ喜ンデ下サルコトヲサセテ貰フ、コレガ我々ノ勤メデアルト云フ信念ノ下ニ実行セラレタシ(後略)これを読んで、「デー」の意味合いについて、あらためて感じるものがあった。ひのきしんについて、『天理教教典』には「親神の恵を切に身に感じる時、感謝の喜びは、自らその態度や行為にあらわれる。これを、ひのきしんと教えられる」「ひのきしんは、一時の行為ではなく、日常の絶えざる喜びの行為である」「ひのきしんに勇む心には、欲はない。この求めるところなく、ただ黙黙と骨身惜しまず尽す行為こそ、やがて、銘々の生活に美わしい実を結ぶ肥となる」とある。今回はコロナ下とあって、自宅周辺で実施を打ち出す支部が増えている。これは各人が参加しやすい形態とも言える。一人でも多くの人に「デー」の活動に参加していただきたい。そして、これをきっかけに、日々ひのきしんの行いが実践できるように意識を育てていきたいと思う。日々のひのきしんの行いが、お互いの生活に美わしさを与えていただけると信じて――。なお、自身の住居が、どの支部に所属し、どのような形態で「デー」が実施されるかは、インターネットの「教区・支部情報ねっと」で自宅の住所や郵便番号を入力すると調べることができる。ぜひ検索してもらいたい。(松村登)