天理時報2022年3月30日号4面
特別企画信心への扉おやさまに導かれた女性おやさまは、葉っぱ一枚も粗末にしてくれるなといわはったで永尾よしゑ文・伊橋幸江天理教校本科研究課程講師みずからの生きかたが問われるいま、その基本を、おやさまのお側で暮らしをともにされた先人の姿にもとめたいとおもいます。親子もろとも伏せ込んだ永尾よしゑ(慶応2・1866年~昭和11・1936年)という先人は、飯降伊蔵・さと夫妻の長女として、大和国添上郡櫟本村高品(現在の天理市櫟本町)に誕生します。伊蔵夫妻が信心をはじめて3年目にあたります。おやさまは、「親子もろとも伏せ込んだ」とおっしゃって、「よき事はよしよしというのやから、よしゑやで」と命名くださいました。父の伊蔵(天保4・1833年~明治40・1907年)は、元治元年(1864年)、妻の産後のわずらいをたすけていただき、この道に引き寄せられます。人がふしに出合って離れていくなか、一人かわらずおやしきへ通い、貧のどん底の道中にあるおやさまと、そのご家族を支えました。のちには、神様によって本席と定められ、おやさまに代わって「さづけ」の理をわたし、時旬におうじる神様の刻限の指図や、身上・事情という人びとの伺いにたいして神様のお言葉を取り次がれることになります。それは、現在『おさしづ』(改修版、全7巻)として読むことができます。こうした両親のもとで、そして、おやさまにじきじきに導かれて育ったよしゑは、勝気で気丈夫であったといわれています。父は、おやしきへ、櫟本から約4キロの道を毎日、日に何回となく通い、母も通いますから、7歳のころから、弟や妹の世話をしながらご飯炊きを覚えました。明治10年、12歳のとき、指先がたいへん痛むのでお伺いしたところ、おやさまは「三味線を持て」といわれ、手に手をとって、「よっしゃんえ、三味線の糸、三、二と弾いてみ。一ッと鳴るやろが。そうして、稽古するのや」と、親しく3年間にわたって、おつとめの三味線を教えていただきました。明治13年9月30日(陰暦8月26日)、三曲を含む鳴物をそろえての初めてのおつとめに三味線をつとめ、それからは毎月、つとめ人衆としてつとめられています。持ち味を生かしきる明治15年陰暦2月8日(陽暦3月26日)、おやさまのお言葉のままに、櫟本の家を引き払い、一家そろっておやしきに伏せ込まれます。おやさまは、「これから、一つの世帯、一つの家内」とおっしゃいました。子供3人を含む5人家族が、おやしきで生活をともにするのです。そのうえ、おやさまにたいする迫害弾圧は容赦なく、きびしくなっていきます。「ようまああんな中を通りぬけたもんやと、つく/\゛思うで」という晩年の言葉が、その容易ではなかった道中を物語っています。そのなかを、おやさまを唯一の頼りとして通りました。おやさまは、よしゑに、人をたすける基本を日常の暮らしのなかで具体的に諭されています。「よっしゃんえ、女はな、一に愛想と言うてな、何事にも、はいと言うて、明るい返事をするのが、第一やで」社告天理時報読者モニター第16期募集本紙では、立教10年から読者モニターのご協力を得て、紙面内容の一層の充実に努めています。第15期読者モニターの任期が3月末で終了するのに伴い、新たに第16期モニターを募集いたします。この機会に、モニター向け企画の紙面を一緒に作ってみませんか。【内容】編集部からの求めに応じて、Eメールで回答をお寄せいただきます。前期に引き続き、今期は信仰生活を送る中で浮かんでくる疑問や悩みに対してご意見などを伺います。また、紙面についての感想も併せてお寄せいただき、随時、匿名にて公開させていただきます。【対象】20歳以上のようぼく男女(100人)※応募多数の場合は、選考させていただきます。【委託期間】令和4年4月~5年3月【応募方法】Eメールで受け付けます。件名に「第16期読者モニター希望」、本文に住所、氏名(ふりがな)、年齢(生年月日も)、性別、電話番号(携帯も)、Eメールアドレス、職業、所属教会、教会での立場、最終学歴、関心のある分野のほか、時報に対するご意見やご希望などを明記のうえ、左記まで。[email protected]※採用の有無にかかわらず、個人情報については編集部で厳重に管理いたします。締切3月31日木必着●委嘱後の通信手段は、Eメールが原則となります。※読者モニターの選考結果については4月中旬以降、編集部からご本人へ通知いたします。また、各アンケートで回答が掲載された方には、些少の御礼を差し上げます。