天理時報2021年10月6日号2面
秋雨降るなか9月月次祭教会本部の9月月次祭は26日、中山亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。大亮様は祭文の中で、自由のご守護のもと、旬々のお仕込みとお導きをもって、陽気ぐらしへとお連れ通りくださる親神様のご慈愛にお礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、教祖のひながたを胸に、今日の世の状をしっかりと見据え、身近な人から世界中の人々へと親神様の御教えを伝え、人だすけのうえに真実誠の心を尽くし、また修理丹精を重ねて、ご恩報じの道を精いっぱい歩ませていただく所存でございます」と奏上された。この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。朝夕、涼しい日が増えてきた親里。この日は朝から厚い雲に覆われ、神苑一帯に秋雨が降り注いだ。おつとめの後、田中善吉本部員が神殿講話に立った。田中本部員は講話の中で、瀕死の状態でおぢば帰りした青年が無い命を教祖にたすけていただいた逸話に言及。親神様は、「をやの声」を頼りにおぢばを目指す姿を真実とお受け取りくださり、命をたすけてくださったとして、「ぢばへ真実の心を運ぶ。ここに、ならん中をご守護いただく道が、たすからんところをたすけていただける元がある」と語った。さらに、教会日参やひのきしん、お供えなど、「目に見えない真実」を行動や形に表すことが大切であるとして、「『ぢばの理』につながる教会に、真実をしっかり尽くし運ばせてもらいたい」と呼びかけた。先人の遺徳しのび秋季霊祭翌2日には、秋季霊祭が執り行われ、神殿では、祭文奏上に続いて「よろづよ八首」と十二下りのてをどりが勤められた。続く「祖霊殿の儀」では、大亮様が祭文を奏上された。その中で、たすけ一条に真心の限りを尽くされた先人の遺徳をしのび、功績をたたえたうえで、「今もこれからも、時旬にふさわしい歩みを力強く進めさせていただきますようお導きのほどを」と願われた。9月月次祭は、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じたうえで勤められた(3日)海外ニュース欧州の道半世紀ヨーロッパ出張所ヨーロッパ出張所(長谷川善久所長・アントニ市)は9月18日、創立50周年記念祭を執り行った。昨年、創立50周年の節目を迎えた同出張所では、新型コロナウイルス感染拡大によって、欧州各国でロックダウンが発令されたことを受けて記念祭を延期。こうしたなか、欧州各国でワクチン接種が進み、行動制限が解除されたため、記念祭を執行することにした。当日はフランス国内をはじめ、イギリス、ドイツ、スペインから約70人の教友が集まった。出張所内ではマスク着用、換気、消毒など、入念な感染防止対策が施された。おつとめに先立ち、長谷川所長(52歳)が真柱様のご祝辞を代読。その中で、「この現状をわが事として受けとめ、教えに基づいて思案を巡らせながら、この節から芽を出すご守護を頂けるよう、心新たに勇んでつとめていかなければならないと思う」と諭されたうえで、本教の教えは、自分の心の用い方一つで、いかなる苦しみもたすけていただける結構な道であるとして、「お道の教えを自分たちの考え方や日々の行いに示して、教祖に続く道を広め、次の代へと伝えていっていただきたい」と激励された。続いて、おつとめを勤めた後、長谷川所長があいさつに立った。長谷川所長は「50年前、中山正善・二代真柱様が学術、文化、スポーツ分野で蒔かれた種を育てるため、そして、ヨーロッパ在住のようぼく・信者が信仰の喜びを味わう場となることを目的として、当出張所が設立された」と出張所の原点に言及。そのうえで、今日までの出張所の歩みを踏まえ、「ヨーロッパ出張所の新しい50年の始まりに際し、報恩感謝の気持ちを新たに、あらためて信仰生活の歩みを教祖にお誓いしたい」と決意を述べた。祭典終了後は、欧州各国の現地教友がオンライン上に集まり、交流会が持たれた。また51周年を記念して、出張所の敷地内にリンゴの木が植えられた。ヨーロッパ出張所の創立51周年記念祭が執り行われた(9月19日、アントニー市で)おやのこころおやのことば子供の方から力を入れて来たら、親も力を入れてやらにゃならん。これが天理や。『稿本天理教教祖伝逸話篇」75「これが天理や」生後8カ月の長男と妊娠初期の妻を三重県に残し、「布教の家」北海道寮へ入ったときのことです。入寮から1ヵ月経ったころ、妻か衝撃的な電話がありました。「お腹の子供に気になる点があり、障害をもって生まれてくる可能性が高い。どうするか夫婦で相談するように」と医師から告げられたとのことでした。親神様が一番喜んでくださるにをいがけ・おたすけに明け暮れるなか、これまでにない試練に目の前が真っ白になりました。夫婦で相談を重ねたうえで、そのまま出産に臨むことにしました。私自身、家族を残し、ならん中を布教に出たことで、どこかにおごった気持ちがあったことを深く反省しました。それからというもの、一日でも手を抜いたら子供の身に関わると思い、一心不乱に毎日にをいがけに歩かせていただきました。迎えた1月、心配された様子はどこにもなく、元気な次男が誕生しました。その姿もさることながら、一番ありがたく感じたことは、親神様が、この旬に、かつてない厳しい課題を下さったことです。そのおかげで、まさに全力疾走でつとめに励み、悔いのない1年を過ごすことができました。親神様は一生懸命つとめれば、さらに成人させようと課題を下さいます。これこそ親神様に可愛がっていただいているさまであり、親心といえましょう。現在、北海道の大学へ通う次男を見るにつけ、奇しくもそのありがたい親心が思い出されます。(な)