天理時報2021年10月6日号3面
出版物やネットメディアの活用を全国社友大会道友社道友社の立教184年「全国社友大会」は9月25日、おやさとやかた東右第1棟講堂で開催。直属および教区の社友85人が参集した。大会の冒頭、松村義司社長があいさつに立った。松村社長は、今春にタブロイド判へと刷新した『天理時報』や、コロナ下における道友社の諸活動などについて話を進めた。その中で「時報の紙面を、幅広い読者層に読みやすく親しみやすいものへと変えた」と強調。実際の記事を例に、リニューアルした時報の見どころなどを説明。さらに、本紙への反響や声なども紹介した。最後に松村社長は、何度も教えを聞いて「なるほど」と感じ取る積み重ねによって、確かな信仰心が育まれるとして「ぜひ道友社の出版物やネットメディアを活用していただきたい」と呼びかけた(写真)。休憩を挟んで行われた記念講演では、道友社の新刊『笑うて泣いてまた笑て――妹尾和夫のしゃべくりエッセー』の著者・妹尾和夫氏(俳優・ラジオパーソナリティー)が、「わたしと天理—芸能人生を支えてくれたもの」をテーマに登壇。おぢばで過ごした中学・高校時代や芸能界での交友エピソードを交えながら、天理への思いを語った(後日、詳報予定)。なお、当日の模様は教区・支部、直属社友に向けて、インターネット上で限定配信された。6代会長就任奉告祭夕張大夕張大教会(藤田大和会長・北海道岩見沢市)市は9月4日、6代会長就任奉告祭を執り行った。同大教会では、活動方針「今できることがある!」を合言葉に、一人ひとりがひのきしんやおたすけに誠意を尽くし、奉告祭のおつとに真剣に心をそろえようと努力を続けてきた。当日は、真柱様のメッセージを大教会世話人の喜多秀和本部員が代読。続いて、勇み心いっぱいにおつとめを勤めた。この後、藤田会長は感謝の言葉を述べたうえで「離れていても変わらない多くの皆さまの真心に支えていただき、今日の日を迎えることができた。皆さまに信頼していただける会長を目標に、成人の道を求めていきたい」と語った。なお、就任奉告祭を記念して、同大教会の歴史を振り返る写真集を出版した。(夕張大・梶川社友)視点「失われたものを数えるな」東京2020パラリンピックが熱戦の幕を閉じた。開催中、「失われたものを数えるな、残された機能を最大限に生かせ」(ルードウィッヒ・グットマン博士)という障がい者スポーツの理念を表す言葉を幾度も耳にした。その言葉から、筆者は『稿本天理教教祖伝』に記されている次の場面を想起した。こかん様が「もう、お米はありません」と言うと、教祖は、「世界には、枕もとに食物を山ほど積んでも、食べるに食べられず、水も喉を越さんと言うて苦しんでいる人もある。そのことを思えば、わしらは結構や、水を飲めば水の味がする。親神様が結構にお与え下されてある」と、子たちを励まされたひながたである。このお言葉にふれて、私たちが取り違いをしてはならないのは、単に「苦しんでいる人」と我が身を比較して喜びとする意味ではないということである。すなわち、お米がないことに変わりはないけれども、水の味が分かるほどの健康をお与えくだされてある。その与えに感謝することをお教えくだされたのであろう。反対に「苦しんでいる人」が健康を損なっていることに変わりはなくとも、たとえば子や孫が皆元気で結構などと、いまある与えに感謝することを教えられたのではないか。失ったものではなく、いまある与えに目を向けるのである。おさしづにはは「心通り皆映してある。銘々あんな身ならと思うて、銘々たんのうの心を定め」(明治24年1月8日)とある。大意は「銘々の心通りに世上に現してある。それを見て、自分もあんなに病まねばならん身であったらと思えば、(いまある親神様からの与えを喜べるよう)銘々たんのうの心を定めてもらいたい」となる。教語の「たんのう」は「足納」とも言われ、これで結構と、満足の思いを心に納めることをいう。つまり、親神様の守護の中に生かされているということを悟ったとき、自らが置かれている状況を丸ごと受け入れることができるのである。「失われたものを数えるな、残された機能を最大限に生かせ」とは、たんのうの教えにも通じる、積極的な心の切り換えを促す厳しくも崇高な理念といえる。(橋本)陽気ぐらしのヒント人生相談自分を偽っているようでつらいQ人と関わるのが苦手な性分であるにもかかわらず、職場で無理に明るく振る舞ってきました。すると最近、上司から世話焼きな性格と勘違いされてしまい、新人の世話など面倒ごとばかり任されるように。自分を偽っているように感じて、つらいです。(20代女性)A新人の世話などは、少し先輩になった誰かが担う役割なのでしょうが、それがほかならぬあなたのところへ。本当は苦手なことだけに、自分を偽っているように感じて、つらいのですね。ご苦労さまです。上司は勘違いではなく、あなたのことをよく見て判断したのかもしれません。無理をしてまで明るく振る舞っている、その努力が評価されたのではないでしょうか。けれども、面倒ごとばかり任されては、職場にとっては都合よくても、あなた自身は納得できないかもしれません。ただ、それは有意義なことでもあります。あなたにできる職場でのおたすけ〟と言えるかもしれません。日々成長していくあなたの内に、変わる部分と変わらない部分があるとしても、その差異は、偽りや矛盾ではありません。あなたの成長の証しだと思っていいのではないでしょうか。一方、役割を与えられるのは信頼の証しです。どんな役割も、受ける以上は喜んで受けて、真実込めて精いっぱい努めてください。「わしは、子供の時から、陰気な者やったで、人寄りの中へは一寸も出る気にならなんだ」と仰せくださる教祖が、陽気なおつとめを教えられ、世界たすけの先頭にお立ちくだされています。私たちには、ありがたいお手本があります。回答者西村和久一筋分教会長「憩の家」事情部講師身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●〒632-8686天理郵便局私書箱30号天理時報「人生相談」係■ファクス=0743-62-0290Eメール[email protected]