天理時報2021年8月8日号4面
ようぼく百花SPECIAL明日へChallengeこのコーナーでは、さまざまな分野でChallengeするようぼくを紹介します人に喜んでもらえる演奏をスネアドラム世界一〟に「WGI」で最高評価を獲得森勝多郎さん「人に喜んでもらえる演奏を披露したい」――。アメリカで開催される世界最大級のマーチングの国際大会「ウインターガード・インターナショナルしょうたろう(WGI)」パーカッション・ソロスネア部門に出場した森勝多郎さん(22歳・正家分教会ようぼく・奈良県橿原市)。親里で培った信念を胸に、世界の大舞台で実力を発揮。初挑戦でスネアドラム〝世界一〟の栄冠をつかん。だ鼓笛隊と天理高吹奏楽部で教えに親しみ技術を高めて「感謝と思いやりの心」信仰家庭に育った森さん。小学2年生のとき、友達に誘われて「こどもおぢばがえり」に初めて参加した。「おやさとパレード」を観覧し、日本トップレベルのマーチングバンドや鼓笛隊の演奏に心を奪われた。「僕もやりたい」すぐに「明和団明和鼓笛バンド」に入った。明和大教会(奈良県桜井市)で行われる練習に参加。おつとめを勤めるとともに、折にふれ、お道の話を聞いてきた。当初はファイフ担当。小学5年生になると「小さいころから「憧れていた」ドラムを叩くように。「こどもおぢばがえり」の「鼓笛オンパレード」では毎年「金賞」を受賞した。「練習が大変だと思うときもあったけれど、たくさんの友達と過ごすことが何より楽しかった。優しいスタッフの皆さんに支えられながら、とてもありがたい環境で練習させてもらった」と振り返る。中学3年生のとき、「将来はマーチングの本場アメリカへ行きたい」と考えるようになった。夢を叶えるために自身の音楽性を高めようと、天理高校へ進み、吹奏楽部に入部した。「心に訴える演奏を」をモットーに掲げる同部。1年生のころは練習についていくことに必死で、自分のことしか考えられなかったという。そんななか、2年生になったころ、「こどもおぢばがえり」や「全日本高等学校吹奏楽大会.m横浜」など、さまざまな舞台で演奏するうちに、自分一人の力で舞台に立てているのではないと気づいた。そして、家族をはじめ、支えてくれる人たちに感謝することや、人を思いやる心が大切だと思うようになった。その心境の変化は練習にも現れた。それまでは、自分の演奏技術を高めることだけを考えていたが、感謝と思いやりの心を持つ中で、「人に喜んでもらえる演奏」を強く意識するように。こうしたなか、3年時にはパーカッションパートのリーダーを任された。「鼓笛隊や天理高校吹奏楽部で練習を積む中で、『感謝と思いやりの心』の大切さを学ぶことができたと思う。それは、教会の人たちや天理高校の恩師、同級生との出会いを通じて、お道の教えを知ったからこそ」と。