天理時報2021年7月25日号3面
オンラインで信仰語るアメリカ伝道庁アメリカ伝道庁(深谷洋庁長)は6月27日、英語を話すようぼく・信者向けのオンラインセミナー「SoulFireVirtualTenrikyoFaithConference」を開催。アメリカをはじめ世界8カ国から約300人が参加した。このセミナーは、コロナ禍の影響がいまなお続くなか、信仰の喜びや家族の絆を教友同士で再確認することを目的に開かれたもの。初めに、岩田タッド教司・ホノルル港教会長が基調講演。「いま、教会につながる教友がひのきしんに励んだり、周囲の人とたすけ合ったりする中で、親神様のお働きを強く感じている」として、ハワイの教友が地域団体との連携のもとに展開している、コロナ禍の困難に苦しむ人たちへの支援活動について紹介した。続いて開かれたパネルディスカッションでは、3人のようぼく医療従事者が、パンデミックを通して経験したことや感じたことを語った。この後、現代の社会問題をテーマにした四つの分科会が設けられ、発表やねりあいが行われた。参加者からは「教会の現状や教えの伝え方を見つめ直す機会となった」「たんのうの心や、教えに基づいた物事の受けとめ方を学ぶことができた」などの感想が寄せられた。実行委員代表の一人である上杉浩マークさん(51歳・パシフィックバレー教会長)は「セミナーを通して得た喜びや勇みを、日々、陽気ぐらしを実践するためのエネルギーにしてもらいたい」と話した。なお、来年6月には対面式セミナ—「SoulFireTenrikyoFaithConference」が米国カリフォルニア州のパームスプリングスで開催される予定。アメリカ伝道庁主催のオンラインセミナーには、世界8カ国から約300人が参加した(6月27日)新教務支庁舎開所式高知教区高知教区(畠山美孝教区長)では、このほど新教務支庁舎が完成。7月4日、中田善亮・表統領を迎えて開所式が執り行われた。同教区は平成28年、旧庁舎の老朽化に伴い、長年の懸案だった新庁舎の普請に着手。今年1月に着工し、6月に竣工した。迎えた当日は、新型コロナウイルスの感染対策として、管内の直属教会長夫妻や教区主事、支部長などに出席者を限定。中田表統領がテープカットした後、庁舎内を視察した。続く式典で祝辞に立った中田表統領は、さまざまな立場・役割にある管内教友が心をそろえ、地域に教えが伸び広がるよう、教区の拠点である教務支庁の一層の活用を促した。この後、一同を代表して畠山教区長がお礼のあいさつを行った。新庁舎の建物面積は122・76平方。木造2階建てで、倉庫を併設。駐車スペース(20台分)も完備している。(高知・佐藤代表社友)◇〔新〕高知教務支庁〒780‐0844高知市永国寺町4番12号TEL088(872)3808TEL088(879)8245視点子供にご守護を読み聞かせて本屋の絵本コーナーに行くと目に留まるのが、ヨシタケシンスケ氏の作品である。絵本専門誌『MOE』が毎年、全国約3千人の絵本専門店・書店の児童書売り場担当者にアンケートを取り、「絵本屋さん大賞」という年間ランキングを発表している。2020年の大賞がヨシタケ氏の『あつかったらぬげばいい』で、98年から始まっ同賞で氏が大賞になるのは6冊目。昨年に限っては、氏の絵本がトップ10に4作品もランクインしている。また、2018年にポプラ社が行った「小学生がえらぶ!こどもの本”総選挙」でも、同氏の絵本はトップ10に4冊ランクインし、子供にも大人にも支持されているといえよう。彼の作品の何が子供や大人を惹きつけるのか。その理由の一つに、問いかけに対する自由な発想があると思う。たとえば『あつかったらぬげげばいい』の本では、「せかかいいがかわってしまったら」とという問いに対して、「じぶんもかわってしまえばいい」と記し、「いみのわからないページがあったら」という問いに対しては、「バンバンとばしてわかるとこだけよめば「いい」と答えている。現代は「答えのない時代」といわれる。答えのない問いさまざまな物の見方・考え方がある(できる)ことを、ユーモアを交えて提示する。そこに、ヨシタケ人気の理由があり、絵本の力があるのだと思う。翻って、本教の子供向けの出版物を眺めてみたとき、まだまだ充実しているとは言いがたい。特に、児童に読み聞かせのできるものは少ない。中山正善・二代真柱様は「親の理を知らず識らずの間に、子供に喜びを以て納得さす事柄が即ち、(中略)縦の布教の意義なのであります」(昭和35年「縦の布教講習会」)とおっしゃったことがある。お道らしいものの見方を、小さいころから絵本や児童書を通じて伝えることができれば素晴らしいことだと思う。このたび道友社から『たんていまーしーぽかぽかおひさまのひみつ』が発刊された。何げない日常の出来事の奥にある、親神様の十全のご守護を子供に伝える一助になればと願っている。(山澤)陽気ぐらしのヒント人生相談恐い父親との接し方が分からない回答者吉福多恵濃飛分教会前会長夫人Q.昔から両親の仲が悪く、父親の怒鳴り声を聞いて育ちました。その恐怖心から、いまも家の中では父と顔を合わせないようにしています。父の優しい一面も知っていますが、どう接したらいいのか分かりません。何か良いアドバイスはないでしょうか。(20代女性)A.20歳を過ぎたいまでも、A幼いころの父の怒鳴り声が心にあるとは、なんとつらいことでしょう。大人は気づかなくても、両親が夫婦喧嘩をしているところや、DVを目撃した子供の脳は、とても傷ついてしまうそうです。よくきょうまで頑張ってきましたね。誰かに相談しようと思ってお手紙を下さったのは、自分が変わろうと動きだした大きな一歩ですよ。素晴らしいです。ところで、いまもご両親の状態は変わりないのでしょうか。お母さんとあなたは会話を楽しめる関係ですか。いろいろとお聞きできないのが残念ですが、一つだけ、うれしい情報が書き込まれていますね。「お父さんの優しい一面を知っている」。この一文が、お手紙の中で力強く光っていました。本当は優しいお父さんなのに、自分の感情をうまく言葉にできず、つい声が荒くなってしまうのかもしれません。身構えて言葉が出ないあなたも、感情を素直に表せないという点は同じなのではと思いました。どう接しようなどと考えずに、1日1回、笑顔を増やす努力をしてみてはどうでしょう。作り笑いでもいいのです。部屋から出るときに、ちょっと口角を上げて、微笑んでみましょう。あなたの笑顔には、きっとお家の雰囲気を変える力があると思いますよ。身上・事情などに関する悩みをお寄せください。個人情報は厳守いたします。●〒632-8686天理郵便局私書箱30号天理時報「人生相談」係■ファクス=0743-62-0290Eメール[email protected]