天理時報2021年7月25日号4面
密着リポート専修科生の求道の日々おぢばで伏せ込む若者たち親里で学ぶ若者たちは、勉学の傍ら、ひのきしんに勤しんでいる。かでも天理教校の学生たちは、「求道と伏せ込み」をモットーに、教理を学びながら、おぢばの御用にも汗を流す。コロナ禍のさなか、彼らは伏せ込む日々の中でどんな気づきを得ているのか――。編集部取材班は、同校専修科生の若者4人に密着した。(「密着リポート」取材班)専修科では、おつとめと基本教理を修得するとともに、ぢばへの伏せ込みを通じて、神一条の信仰信念を培う。また、「養心会」と銘打った活動では、雅楽、縦の伝道など七つの班に分かれて、教会活動に役立つことにも取り組んでいる。現在、教会長子弟のほか、信仰初代、海外出身者など、さまざまな立場の人が、所属の詰所に寄宿しながら勉学に励んでいる。例年、7月中旬の親里は「こどもおぢばがえり」の準備で慌ただしいが、コロナ禍の影響で中止を余儀くされた昨年と今年は様子が異なり、専修科生も課外活動である「養心会」の活動や、親里各所でひのきしんに勤しんでいる。おつとめに心を込め午前7時、おやさとやかた東右第1棟講堂での朝礼の時間。真剣な表情でてをどりまなびを勤めるのは、1年生の谷瀬真代さん(18歳・熊野瀬分教会ようぼく=写真下)ようぼく家庭に生まれ、高校まで地元・和歌山で過ごした谷瀬さんは、今年4月、所属教会長の勧めで専修科へ。この7月で4ヵ月が経つなか、おつとめについての意識に変化があったという。きっかけは「これは、理の歌や。理に合わせて踊るのやで。ただ踊るのではない、理を振るのや」(「稿本天理教教祖伝』第五章「たすけづとめ」)とのお言葉を講義で聞いたことにある。「これまでおつとめを何度も勤めてきたが、教理を本格的に学ぶ機会が少『理を振る』ということを意識したことはなかった」以後、放課後に自主的に行われているおてふり練習に積極的に参加するように。これは、専修科で伝統的に続けられているもの。上級生によるお手直しを受けながら、地歌や手振りの意味を掘り下げている。谷瀬さんは「専修科での学びは、今後の信仰生活のうえに役立つことばかり。これからも勇んで取り組みたい」と笑顔で話す。「何事にも素直な心で」梅雨明けを迎え、日中は強いしが照りつける。1年生の堀一輝さん(18歳・中河大教会ようぼく=写真右)は、神苑で草抜きのひのきしんに黙々と汗を流す。高校3年の夏、大学進学を考え母親に相談したところ、目的意識がないまま大学受験をすることに強く反対された。このとき、専修科への進学が頭に浮かんだ。女手一つで育ててくれた母親は専修科のOGで、「専修科の生活は、とても充実していた」と聞かされてきた。また、天理高校時代に、兄のように慕っていた寮幹事も専修科の出身だった。尊敬する二人の背中を追うように専修科へ進んだ堀さん。しかし、日中はもとより、詰所に戻ってからもひのきしんをする生活に疲れを感じ、専修科生たちは、教理を学ぶ傍ら、ひのきしんに取り組んでいる