天理時報2021年1月31日号3面
天理MyFavoritePlacevol.8|小平尚典1月January新春に思いを巡らす新春早々のビッグニュースだ。第5回「全国大学ラグビー選手権大会」で、天理大学ラグビー部が悲願の初優勝を成し遂げ、感動し漆黒の天理ラグビーがついに花開いた。いろいろな場面で円陣を組み、みんなで深呼吸をしていた光景が印象的だった。「練習した通りに自分の持ち場をやり抜くだけだ」「仲間がいる」「これまでの感謝を胸に」という、チームの〝一手一つ〟の声が伝わってくるようだった。カワセミが川の獲物を捕らえるように、低姿勢で真っ直ぐに相手の懐に入るタックルは天理ラグビーの真骨頂だ。先輩たちの汗と涙を受け継ぎ、1世紀の伝統に新たな金字塔を打ち立てた。ラグビー部のみんな、感動をありがとう。わが家のような温かさ1月の本部神殿は「凛」という単語がぴったりだ。静まり返った明け方に訪れると、寒さの中でも、わが家に帰ったような温かさをもって迎えてもらえる。神苑の東にあるシダレザクラの手前に柿の木がある。この木に、メジロなどの野鳥が集まってくる。残った実にガツガツとアタックする様子は、見ていて気持ちいい。さすが、自力で生き抜く野生である。手のひらほどの小さな鳥が、柿の実を啄みながら気取った表情をしているのが、実に可愛らまた神苑周辺では、天理高校第2部の生徒たちが花壇の手入れをしている。植物を愛する思いが静かに注がれている。健気に咲く花を見ていると、こちらも元気が湧いてくる。自分らしい生き方を探す神苑では毎日午後2時にミュージックサイレンが鳴り響く。初め天理を訪ねたとき、「教祖・中山みき様が現身をおかくしになった時刻」と教わった。以来、天理で午後2時を迎えると、遥拝しながら自分の生き方を振り返るようになった。コロナ禍の前は、経験によって得た知識が何よりも大切だと考えていたが、どうやら、それだけでは立ち向かえなくなっているようだ。過去の経験だけでなく、歴史から垣間見える人間の生き方や伝統文化を参考に、自分らしい生き方を探していきたい。私事だが、昨年末から今年の初めにかけて、30年以上前に撮影したスティーブ・ジョブズ氏の写真展を開催した。氏の理論である「ThinkDifferent」を進めたアップル社は大躍進を果たし、彼の理論はいまや哲学になった。かのジョブズ氏は、コロナという人類の困難に立ち向かっている私「考え方を変えよ」とメッセージを送っているのかもしれない。静寂な空気に包まれる明け方の神殿9年前、天理大学ラグビー部主将として奮闘した立川理道選手(現・クボタスピアーズ主将)同じようだが、微妙に異なる表情を見せるハボタン太陽が沈み、二上山に映える残照保津川の流れに漕ぎ出し豊田知八保組津合川遊船企業代表理事”心の平安〟に満ちた社会へ保津川はいま、長く厳しい冬を迎えています。静寂に包まれ、凛と張り詰めた空気が支配する保津峡。「ギィ……ギィ・・・・・・」と、舟の櫂の音だけが響いています。そんな物寂しい峡谷で、ひときわ鮮やかな色を放つ植物があります。小さな赤い実をつけたマンリョウです。細い枝にたくさん実った、深みのある赤い実は、乗船客の目を楽しませてくれます。しかし春の訪れとともに、一夜にしてマンリョウの実は消えてしまいます。この不思議な現象を引き起こす犯人は「ヒヨドリ」です。硬い殻で身を守るマンリョウの実は、春の陽気で熟されて柔らかくなります。この機を逃さず彼らは「ピィーヨ」と鳴きながら、軽快に実をついばみます。ひと冬、川岸を彩った赤い実は、こうして、その生涯を終えたかに見えます。しかし、この食物連鎖は、新たな生命の誕生に欠かせない儀式なのです。鳥たちは格好の餌として実を食べ、未消化の種子は排泄によって大地へ蒔かれます。鳥たちは実を食べることで、結果として次の生命を運んでいるのです。両者の間に勝ち負けはありません。ここにあるのは、互いに支え合い、次世代に命を紡いでいく姿です。朽ち果てた倒木も同様です。樹木は寿命が尽きると、まず昆虫などの土壌性動物によって細かく砕かれます。さらに菌類の働きによって、長い時間をかけて分解され、最終的には〝生命の素”として自然界に還ります。「一つの命の終焉」が、多様な生物の命をつなぐ素になるのです。こうした自然界の摂理を通して、動植物は共生・共存の関係を繰り返しながら、生命を紡いできた事実に気づかされます。先行き不透明な現代社会では、競争原理を基盤とする生き残り方”が叫ばれています。しかし今こそ「生かされている真実」を再認識し、共にたすけ合う生き方にシフトチェンジすべき旬ではないでしょうか。自分の命は他者の命に支えられており、一方で、自分の命も他者の命を支えています。だからこそ人の命や人生は尊いのであり、一日一日を精いっぱい生きることに意味が生まれるのです。自然の摂理に従い、尊厳ある生き方を実践する中に、真の心の平安〟が存在します。人々の心に平安が訪れた結果、初めて豊かで安心できる社会が創造されるのです。こうした理想の社会を築くため、我々ようぼくは生まれ変わらなければなりません。保津峡の自然は、こうした教訓を教えてくれている、と感じる今日このごろです。教区・支部情報ねっと全国の教区・支部の活動や行事予定がインターネットを通じて検索・閲覧できます。る方へ」内の専用バナーからアク保田榮市さん(やすだ・えいいち=88歳・松阪大・島阪分教会長)1月27日出直された。大教会役員、少年会松阪団団長、新淀川支部旧7組組長を務めた。大阪教区。古岡うのゑさん(ふるおかうのえ=16歳・上之郷大・櫻川分教会前会長)月2日出直された。大教会婦人を務めた。大阪教区。三宅さよ子さん(8歳・河原町大・北但馬分教会前会長夫人)1月2日出直された。兵庫教区。渡邊千代子さん(8歳・明和大・菅倉分教会前会長)1月2日出直された。岡山教区。神保清司さん(じんぼきよじ=1歳・牛込大・東戸田分教会長)1月3日出直された。埼玉教区。村田ふく子さん(8歳・秩父大・所澤市分教会前会長夫人)1月3日出直された。所沢支部婦人会主任を務めた。埼玉教区。五十嵐慶子さん(いがらし・のりこ=2歳・津輕大・中樺分教会長夫人)1月3日出直された。天塩支部婦人会会計を務めた。北海道教区。沖陽子さん(5歳・京城大・慶州分教会4代会長)1月4日出直された。鳥取教区。村瀬義市さん(むらせ・ぎいち=9歳・岐美大・岐富分教会長)1月5日出直された。地方委員を務めた。岐阜教区。大沢明子さん(5歳・東海大・明昭分教会3代会長)1月5日出直された。東成支部婦人会主任を務めた。大阪教区。柏田順一郎さん(かしだ・じゅんいちろう=30歳・敷島大・芳春分教会前会長)1月5日出直された。五條支部2組組長を務めた。奈良教区。中村重敏さん(なかむらしげとし=80歳・雨龍大北誠分教会長)1月5日出直された。大教会准員、同会計部副部長、小樽天理教館管理運営会会計、民生・児童委員を務めた。北海道教区。柳谷敬一さん(やなぎや・けいいち=68歳・名京大・楢山分教会長)1月5日出直された。秋田教区。塚原ヤエ子さん(30歳・本芝大・本狛江分教会前会長夫人)1月6日出直された。北多摩東部支部婦人会主任などを務めた。東京教区。津口秀雄さん(8歳・伊野大・小冨士分教会長)月6日出直された。松山西支部長を務めた。愛媛教区。伊月榮子さん(いつき・えいこ=38歳・洲本大札和分教会5代会長)1月7日出直された。北海道教区。西山孟夫さん(にしやま・たけお=16歳・五條大・東紀分教会長)1月7日出直された。大教会役員、伊都支部副支部長、近畿厚生局麻薬取締部長、日本薬物問題研究所理事長を務めた。平成26年瑞宝小綬章を受章。和歌山教区。岡村綾子さん(5歳・髙知大・高芸分教会長)1月8日出直された。高知教区。牧野光子さん(10歳・本島大・本京分教会前会長夫人)1月9日出直された。婦人会本島支部長を務めた。東京教区。鍋谷孝子さん(なべたに・たかこ=9歳・北大・萬倍地分教会長)1月9日出直された。大阪教区。山内和子さん(2歳・本愛大・本尾州分教会前会長夫人)1月10日出直された。愛知教区。淺井勝子さん(7歳・高知大・高純分教会前会長夫人)1月10日出直された。兵庫教区。生きる言葉天理教教祖の教え日めくり「稿本天理教教祖伝逸話篇」から座右のおふでさきにちに心つくするそのかたわむねをふさめよすゑいたのもし(二号28)尾﨑洋志岡陽分教会長節を通して気づいた生かされている感謝、日々届かぬながらも心を尽くして通らせていただいているのは、「すゑハたのもし」結果を頂きたいとの思いからだ。「むねをふさめよ」とは、「たんのう」なのか「心定め」なのか。事あるごとに掲出のお歌が頭をよぎ5年前のある日、夜中に目が覚め、ふと隣で寝ている妻を見た。すると、「ふぅ…・・・・・」と寝息を吐いたまま、妻の呼吸が止まってしまった。急いで救急車を呼び、おさづけの取り次ぎと心臓マッサージ。病院へ向かう車内では、救急隊員の「心肺停止」の声が繰り返された。以来、身上の回復を願って病院へ通う生活が始まった。原因不明で、何度も心を倒しそうになったが、信者さんをはじめ妻の身上を知った全国の教友から、「私もお願いしているよ」との声が寄せられ、心励まされた。妻は約10カ月間、意識のない中も一生懸命に生きようとしていたように見えた。その姿を通して、〝生かされていることへの感”謝を教えてくれたのだと感じ、心を入れ替えることができた。当初は“お先真っ暗〟だった自分も子供たちも、やがて前を向けるようになっていった。「むねをふさめよ」、は、「心の入れ替え」を促されるお言葉なのかもしれない。どんなにつらい節を頂いても、親神様のお働きに気づけたとき、心一つで前向きになれる。妻が遺してくれたメッセージを胸に、日々を通りたい。「すゑハたのもし」結果が頂けるように。