天理時報2022年11月23日号3面
【年祭に向け実動誓う – 秋季大祭帰参者の声〈下〉】「諭達第四号」を拝して秋季大祭帰参者の声〈上〉はこちらいま自分にできるご恩返しを冨山英樹さん(78歳・山代分教会教人・山口県柳井市)これまで大きな身上を頂くことなくお連れ通りいただいたが、昨年11月に「パーキンソン病」を発症。右足が思い通りに動かせなくなり、今回は足をひきずりながらの帰参となった。この体で満足な御用がつとまるのか不安だったが、「諭達」を直に拝し、教祖に背中を押していただいたような気がした。同時に、足の悩み以外は不自由なく通らせていただいていることへの感謝の気持ちが湧いてきた。いまの自分にできるご恩返しの第一歩は、家族へのにをいがけだと思う。3組の子供夫婦のうち、おさづけの理を拝戴しているのは一人。気後れすることなく、しっかりと次代へ信仰を伝えていきたい。相手のたすかりを心から願いつつ紺谷雄大さん(22歳・飾芳分教会教人・岡山市)今年、「布教の家」岡山寮に入寮し、にをいがけに歩く日々を送っている。当初は、なんとかおぢばへ人をお連れしようとの思いでにをいがけに明け暮れた。そんななか、ありがたいことに毎月のように帰参者をお与えいただいた。しかし、入寮から半年が経ったいま、自らを顧みると、おぢばへ帰りたいとの思いばかりで、相手のたすかりを願う心が欠けていたと反省しきりだ。そんななか、ある高齢の男性におさづけを取り次ぐ機会を得た。これまで以上に相手のたすかりを願って取り次がせてもらうと、男性は涙を流して喜んでくださり、あらためて“たすけ心”を持つことの大切さを感じた。「諭達」を拝し、どのような困難な中も、ひたすらたすけ一条に通られた教祖のひながたを常に心に置き、一層おたすけに励みたいと思いを新たにしている。, 【創立130周年記念祭 – 豊岡大教会】豊岡大教会(田川勇治会長・兵庫県豊岡市)は10月22日、創立130周年記念祭を執り行った。同大教会では、「陽気ぐらしの基本を身につけましょう」「たすけ一条のよろこびを味わいましょう」を活動方針に掲げ、「決起大会」「おてふり研修会」「大教会伏せ込みひのきしん」などを実施し、成人の歩みを進めてきた。当日は感染症防止のうえから、参拝者を1教会当たり4人までとし、参拝会場にモニターを設置して祭典の模様を中継した。祭典では、祭文奏上に続いて、真柱様のメッセージを、大教会世話人の土佐忠雄本部員が代読。その後、おつとめを勤めた。あいさつに立った田川会長は、きょうの日を迎えた喜びとともに「陽気に勇んで、陽気ぐらしへのたすけ一条の御用のうえに邁進させていただきたい」と決意を述べた。なお、10月30日には全部内教会で一斉に十二下りのてをどりまなびを行った。(豊岡大・石本社友), 【具体的な行動が説得力に – 視点】夜になればめっきり冷え込み、コンビニへ行けばレジ横のおでんの存在感が増す時季となった。コンビニでおでんを売り始めたのはセブンイレブンが最初だという。アメリカ発祥のコンビニエンスストアを日本で展開する際に、店頭におでんを置くのがいいと思いついたとか。粋なアイデアから始まった商品はたちまち看板商品になったが、他社もすぐに追随し、いまではコンビニのおでんはどこにでもある。専門家の知人に聞いた話だが、この現象をマーケティング用語で「コモディティ化」と言うそうである。コモディティ化は「一般化」ともいわれ、製品やサービスについて性能・品質・創造性・ブランド力などで大差がなくなり、顧客から見て「どの会社の製品やサービスも似たようなもの」に見える状況を意味する。インターネットの普及によって高度に情報共有が進んだ社会では、こうしたコモディティ化が激しく、企業は対抗策として付加価値を高める「ブランディング」に躍起だ。この話を聞いて、宗教にもコモディティ化はあると感じた。本教ではあり得ないことだが、もともとその宗教や団体に無かった教理や考え方でも、良いものであれば取り入れてしまうのである。この傾向が進めば、教えが普遍的であればあるほど一般化され、いつしか誰が最初に説いたものかということなど、どうでもいいことになってしまう。将来、そんな状況になりはしないかと危惧している。しかし、こうした時代にこそ大切にしなければならないのは、「何を説いているか」ということにも増して「何をしているか」ということだ。本教には、その指針とすべき教祖のひながたの道がある。これからは、教祖のたすけ一条のひながたに基づく私たちの具体的な行動こそが、大きな説得力となり、ひいては唯一無二のお道のブランドイメージを高めることにつながると考える。(諸井), 【発達障害の姉との関係に苦しむ妹 – 人生相談】Q. 中学生の長女に発達障害があります。先日、小学校高学年の次女から、「お姉ちゃんの自分勝手な振る舞いが苦痛」と打ち明けられました。次女の心をケアするには、どんなことができるでしょうか。(40代男性)A. 親は子供を分け隔てなく育てたいものですし、育てているつもりですが、子供から見れば不公平に感じることは多々あります。特に手のかかる子がいると、親の注目はその子にばかりいくため、ほかのきょうだいは放置された寂しさを抱え、ずっと我慢している場合が多いです。それに、親はきょうだいに何かと手伝いを求めますし、子供も親の苦労を見ているので文句も言わずに手伝います。これが続くと、きょうだいは自分の感情を抑え込んで、存在価値の低い人間と思って育っていくかもしれません。そこで、「家族だから仕方がない」と決めつけず、妹さんも一人の独立した子供として気を配りましょう。たとえば、妹さんだけとお出かけをしたり公園で遊んだりしてもいいし、スポーツや習い事をさせて、外に独自の友達ができるようにしてもいいですね。家の中では、姉の振る舞いに苦痛を感じたときはすぐに親に言うようにと促したり、日ごろから妹さんにもハグなどのスキンシップをしたりして、じっくりと話を聞きましょう。また、親自身もゆとりと知恵が必要なので、親の会などに参加して、ほかの家族の実例を教えてもらうのもいいですね。回答者:古市俊郎(福之泉分教会長・公認心理師)