過ぎゆく日常 手紙が伝える心 – わたしのクローバー
辻 治美(天理教甲京分教会長夫人)1969年生まれ 豊かな人生のひと時 携帯電話をスマートフォンに替えて2年が経ちます。スマホにはプッシュボタンがなく、つるっとした画面の変なところを触ったり、元の画面・・・
辻 治美(天理教甲京分教会長夫人)1969年生まれ 豊かな人生のひと時 携帯電話をスマートフォンに替えて2年が経ちます。スマホにはプッシュボタンがなく、つるっとした画面の変なところを触ったり、元の画面・・・
濱 孝(天理教信道分教会長夫人)1972年生まれ 三人息子が巣立って 優しく思いやる言葉が、知り合いに会うたびにかけられる。 「寂しくなったでしょ」 初めは「そんなことないですよ」と答えていたが、最近・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 「やるかやらないかも、自由に決められたらいいのに……」 長女が小学校に入学してから十数年、夏休みが終わりに近づくころには、いつ・・・
川村優理(エッセイスト・俳人)1958年生まれ 幸せな瞬間 ニューヨークに旅行して、まず驚いたのは、マンハッタンを歩く人たちの言葉の礼儀正しさでした。 道を歩いていて、すれ違いざまに持っているカバンが・・・
辻 治美(天理教甲京分教会長夫人)1969年生まれ 京都市内の天理教の教会に嫁いで、今年で27年になります。会長であった父と二人で、多くの人たちに寄り添い、導いてきた母が、4年前の6月に80歳で亡くな・・・
濱 孝(天理教信道分教会長夫人)1972年生まれ 父の言葉 「あるものを数えてごらん」 子供のころ、父から何度も聞かされてきた言葉だ。 私は東京で生まれた。父の病気をきっかけに奈良県天理市に引っ越した・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 桜の開花とともに新しい暮らしが始まる4月。望み通りに道を歩み始めた人も、予定外の道に戸惑い、悩んでいる人もいるでしょう。 恩師・・・
川村優理(エッセイスト・俳人)1958年生まれ 仰ぎ見る古梅 奈良南部の文化財に、梅の庭があります。山麓の春は遅く、梅が咲き始めるころは、まだ凍てつくような寒い日が続いています。 庭にひときわ美しいの・・・
藤本加寿子(元天理高校教諭)1959年生まれ 「音訳しています」 退職して5年。久しぶりに会った方から「どのように過ごしているのですか?」と尋ねられるので、「音訳しています」と答えている。 文字で書か・・・
濱 孝(天理教信道分教会長夫人)1972年生まれ 大みそかの夜には 小学1年生の、これから初めての冬休みに入るという終業式の日に、担任の先生がこんな話をしてくれた。 「大みそかの夜は、うれしかったこと・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 今年、ドラマをきっかけに有名になった言葉が「人生〇周目」です。昨年、体調を崩して死にかけていた私も、2周目の人生を与えられたつ・・・
川村優理(エッセイスト・俳人)1958年生まれ 地方のFM局でラジオのパーソナリティをしています。ラジオが好きになったのは、歌詞に集中して音楽を聴けるからです。 テレビの歌番組では、画像に見とれてしま・・・
藤本加寿子(天理高校元教諭)1959年生まれ 「きれいですね」 私のことではありません。草引きしていた花壇を褒めていただいたのです。立派な庭ではありませんが、去年の挿し木が根づいて、小さな赤い花がたく・・・
濱孝(天理教信道分教会長夫人)1972年生まれ ラグビーをやりたい 小学生だった三男が、ラグビーをやりたいと言いだしたとき、私は本気にしなかった。ずっとサッカーを習っていたし、子供が通えるラグビースク・・・
三濱かずゑ(臨床心理士・天理ファミリーネットワーク幹事)1975年生まれ 「いつか絶対、痛い目に遭うからな」。結婚する前から夫に言われ続けてきた言葉です。その「いつか」が、ついにやって来ました。 親切・・・
川村優理(エッセイスト・俳人)1958年生まれ 子どもたちは、待っていることが多いように思います。買い物に行ったお母さん、野球の試合を見に来てくれるはずのお父さん、いつか買ってくれることを約束された自・・・
2歳になった孫は、会うたびに言葉が増えていて、成長を感じる。とてもおしゃべりなのだが、最近、遊びの最中に声をかけると、聞こえないふりをしているようだ。この悪知恵も成長?ばぁちゃんは素直に返事をしてほし・・・
子供たちの成長を見守り 今から21年前、長男の初節句を前に、実家から鯉のぼりが届いた。金箔の施されたキラキラ輝く鯉のぼり。しかも、とてつもなく大きい。 「鯉のぼりなんて買ったことなかったから、選ぶの楽・・・
2カ月間の入院生活 学生時代、トライアスロンをしていた私は、体力には人一倍、自信がありました。結婚後は仕事と子育てに追われ、体をいたわる時間もありませんでしたが、それでも「健康に気を使うようでは負け」・・・
携帯電話を持たずに散歩へ 昨年夏のこと。高齢の母が脚のけがで入院することになりました。新型コロナ感染症対策のため、まだ一切の面会が禁じられているころです。 隔離された病室が遠い世界のように感じられます・・・