愛知の久留里奈さん
久留里奈さん(33歳・北阿分教会教人・春日井市)は先ごろ、団地の一室の火災を防ぎ、春日井市消防署から感謝状を贈られた。
2月28日午前、久留さんが帰宅すると、同じ団地1階の部屋から物が焦げる臭いと火災報知機の音がした。部屋の住人は一人暮らしの80代女性で、インターホンを鳴らしても応答がなかったため玄関を開けた。
室内は煙で真っ白。久留さんは生後5カ月の子供を抱いたままかがみ、無我夢中で調理中の火を止めた。ほかの部屋も確認したが住人は留守で、警察と消防へ通報した。
間もなく警察官が駆けつけ、住人も帰宅。久留さんは後日、消防署から感謝状を贈られた。
久留さんは「誰でも同じことをすると思うが、結婚を機に信仰するようになった夫から『人だすけの教えが身についているから、できたんじゃないか』と言われて、うれしかった」と語った。