“天理のサクラ”満開 にぎわう春の親里
「天理さくらウォーク」好評 期間限定ライトアップ今年も
“天理のサクラ”が満開に――。3月初旬からサクラがほころび始めた親里は、いま桜花爛漫の景。3月の本部月次祭前後には多くの人々が帰参し、にぎわいを見せた。既報の通り、道友社は昨年に引き続き、「天理さくらウォーク」と銘打ち、親里のサクラの見ごろや観覧ルートを案内する新バージョンの「おやさと桜MAP」を作成。市内各所で無料配布し、好評を得ている。また、24日から今年も別席場前のシダレザクラの夜間ライトアップが行われている。(3月29日記)
3月10日ごろ、東筋で早咲きのアタミザクラが開花。この時期は管内学校の卒業式が順次行われ、満開のアタミザクラのもと、級友との別れを惜しむ学生・生徒の姿が見られた。
15日ごろ、教会本部東側のエドヒガンザクラが見ごろに。薄紅色の可憐な姿に思わず足を止める帰参者も。
また20日ごろからは、布留川河川敷でアタミザクラやソメイヨシノなど数種類のサクラが咲き乱れた。
“名所”に人を誘って
別席場前のシダレザクラが見ごろを迎えた25、26の両日。満開になった親里の“サクラの顔”をひと目見ようと、多くの帰参者が別席場前へ足を運んだ。
25日、三重県から訪れたのは、「障がいをもつ親子の会『なかよし会』」のメンバー10人。SNSを通じて“天理のサクラ”を知った未信仰のメンバーから「天理へ行ってみたい」と声が上がり、同会代表を務める楠本倫子さん(62歳・中宗分教会ようぼく・四日市市)が日帰りツアーを企画した。
同会のメンバーは、別席場前のシダレザクラを眺めた後、本部神殿で参拝。その後も親里各所のサクラを観覧した。
楠本さんは「天理が“サクラの名所”として知られるようになったことで、図らずも『なかよし会』の皆さんを、おぢばへ誘うことができた。初めて訪れる人が少なくなかったが、天理でのひと時を楽しんでくれたようで、とても有り難かった」と話した。
また24日からは、今年もシダレザクラの夜間ライトアップが行われた。
25日午後7時すぎ、別席場前に多くの人々が詰めかけた。SNSを通じて別席場前のシダレザクラや「天理さくらウォーク」を知り、大阪府から初めて訪れた20代女性は「こんなにも綺麗なサクラがたくさんあることに感心した。シダレザクラは想像よりも大きく、迫力があった。来年もぜひサクラの季節に天理を訪れたい」と話した。
さらに27日には、天理高校弦楽部がライトアップされた2本のシダレザクラの間で屋外演奏を実施。観覧に来た人々は、夜桜の幻想的な雰囲気の中で弦の音色を楽しんでいた。
なお、シダレザクラの夜間ライトアップは午後7時から1時間、4月4日まで行われる。また、別席場前のシダレザクラの映像が見られるライブカメラを設置(4月7日まで)。道友社ホームページからアクセスできる。
道友社ホームページ(下記URL)から、「おやさと桜MAP」のダウンロード、ライブカメラ映像の視聴、インスタグラム「天理さくらウォーク」へのアクセスなどができる
https://doyusha.jp/sakura-walk