ミスを重ねる後輩 どう声をかければ – 人生相談
Q. 職場の後輩が細かなミスを重ねてしまうことに落ち込んでいます。仕事には真面目に取り組み、ミスしないように改善を試みているものの、うまくいかないようです。どのように声をかけたらいいでしょうか。(30代男性)
A. 職場の後輩の困り事を、わが事のように心配しているあなたの姿に、教祖はきっとお喜びくださっていると思います。
さて、彼が一番困っているのは無くし物、忘れ物が多く、職場に迷惑をかけていることですね。しかも、いくら注意し、努力しても自分では解決できない現実に「どうすればいいのか分からない」と……。読んでいて、胸が苦しくなりましたが、彼のそばにあなたがいてくれることに感謝しました。
失敗を繰り返し立ち上がれない後輩に、「確かにできないこともあるけれど、こんなことはできているよ」と、彼のものの見方や事象の受けとめ方がマイナスからプラスへ転じるように、喜びが湧いてくるように言葉をかけて寄り添ってください。彼が自分を肯定できるような手助けをお願いします。
ところで、彼の困り感はずっと遡るのではないかと思います。どうして自分はほかの人と同じようにできないのかと、長い間苦しんできたと想像します。医療機関で検査を受けることで、得意なこと、苦手なことを整理できたり、苦手なことを克服するスキルを身につけたりできるかもしれません。もちろん彼が望むならですが。
後輩との関わりを通して、大いにおたすけの心を養ってください。あなたの態度はきっと職場の方々へのにをいがけになっていますよ。
回答者:吉福多恵子(濃飛分教会前会長夫人)