江川定徳(44歳・和歌山市)
先日、親戚が全国各地から親里に集い、団欒のひと時を過ごした。
きっかけは、先ごろ発布された「諭達第四号」の「親から子、子から孫へと引き継いでいく一歩一歩の積み重ねが、末代へと続く道となるのである」の一節だった。「諭達」を拝読する中で、高祖父母から始まったわが家の信仰は、親々が折にふれて教祖のひながたや教えの素晴らしさを伝えてくれたおかげで、私や子供の代にまで信仰が伝わっていることに感慨を深くした。
そのとき「親戚一同で集まり、親々がつないでくれた、わが家の信仰に感謝する場を設けたい」と思った。
当日は、詰所を会場に、赤ん坊から80代まで114人が集まる盛大な催しとなった。皆から話を聞くと、大人も子供も各地で教えを求め、御用に励んでいるとのことだった。
子供たちに普段どのように信仰を伝えていけばいいのか悩むことが少なくない。しかし、今回のおぢば帰りを通じて、共に次世代へ信仰を伝える親戚がいることを実感し、心強かった。
これからも、私たちに道をつないでくれた親々に感謝するとともに、子供たちに信仰の素晴らしさを伝えていく思いを新たにした。