親子連れで楽しく学ぶ防災 – 高知教区
高知教区(畠山美孝教区長)は5月4日、教区各会合同防災訓練「遊防祭(あそぼうさい)」を香美市の甫喜ヶ峰森林公園で実施した。
このイベントは、地震をはじめとするさまざまな災害に備え、教区管内における防災意識の向上を目的としたもの。
同教区では、これまで親子連れで楽しめる防災訓練ができないかと模索。このイベントの開催に向け、災害救援ひのきしん隊高知教区隊(野田慶行隊長)が中心となって、今年2月から検討を重ねてきた。
また、”有事”の際に地方自治体と連携強化を図るうえから、県危機管理部南海トラフ地震対策課と折衝。同課の全面的協力のもと準備を進めてきた。
当日は、管内の家族連れなど195人が参集した。
会場には、行政と香美市消防本部の協力・機材提供による、災害に遭った状況を疑似体験できる各種ブースを設置。「起震車体験」や「煙体験ハウス」、消防隊による「救命救急講習」や「消火器体験」のほか、教区管内の各会による「手作り防災グッズ」「防災クイズ」「アルファ米体験」のブースも設けられた。
参加者たちは、家族単位で会場内のブースを巡り、楽しみながら防災意識を高めた。この後、「災救隊テント設営およびチェーンソー訓練」と野外キャンプが実施された。
畠山教区長(61歳・越知大教会長)は「管内の教友の防災意識を高めながら、日常のご守護に感謝して通ることを学ぶ良い機会になったと思う。これからも管内の各会が一丸となって、教祖140年祭に向けて実動を継続していきたい」と語った。
(高知・橋田代表社友情報提供)