佐藤彩花(25歳・東京都練馬区)
先ごろ「母の日」に、母と“第二の母”として慕う所属教会の奥さまへプレゼントを贈りました。
20年ほど前、母がお道の信仰に入ったことをきっかけに、私も母と一緒に教会へ通うようになり、奥さまとの交流が始まりました。
当時、母は看護師として働いていたので、一緒に居られる時間は長くありませんでした。奥さまはそんな私を心配して、私が身上のときは完治するまで毎日おさづけを取り次ぐなど、実の娘のように、いつも気にかけてくださいました。いつしか私も、奥さまを“第二の母”として慕わしく思うようになったのです。
ところが、就職を機に地元を離れてからは、母や奥さまと顔を合わせる機会が減り、寂しく感じていました。
そんなある日、上司に「親孝行しなきゃいけないよ」と言葉をかけられ、「母の日に合わせて帰省し、母と奥さまに、カーネーションと日ごろの感謝を綴った手紙を贈ろう」と思い立ったのです。
当日、カーネーションと手紙を手にした奥さまは「こんな“娘”を持って幸せ」と、涙を流して喜んでくれました。奥さまの喜ぶ顔が見られて、私も思わず目頭が熱くなりました。
これからも二人の母に喜んでもらえるよう、親孝行を続けていきます。