自然の大切さ伝える“葉っぱおばさん”- 岐阜の水野寿子さん
2022年2月16日
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“葉っぱおばさん”こと水野寿子さん(78歳・仙峰分教会ようぼく・神戸町)は現在、未就学児とその親を対象に、葉や木の実などを使った遊びを通して、自然にふれる楽しさを伝える活動を続けている。
保育士として働いていた水野さん。退職後は民生児童委員や小中学校で絵手紙の講師を務めるなど、地域の子供たちの見守り活動に携わってきた。そんななか、町役場に勤める知人から「親子で遊べる催しをしてもらいたい」と依頼を受けた。
幼いころ野山で遊び、木登りをしたり、植物の葉でおもちゃを作ったりしていたという水野さん。「いまの子供たちに、もっと自然にふれる楽しさを知ってほしい」と思い、8年前に自然の植物を使った遊びを教え始めた。以来、月に一度、神戸町の子育て支援センターで実施。「葉っぱおばさん」の呼び名は、子供たちに親しみを持ってもらいたいと思って自ら付けたという。

現在は感染対策を講じて活動を続けるなか、毎回10組ほどの親子が参加。紙の下に葉を敷いて、その上から色を塗る「こすり出し」や、ドングリを使ったコマ作りなど、親子が協力してできる遊びを教える傍ら、参加者に四季折々の自然を楽しんでもらおうと、自宅の庭で育てた植物を持参して見せることもある。
水野さんは「子供たちが葉っぱに触れることで、自然の素晴らしさや大切さを感じてほしい。これからも親子で楽しく遊べる場を提供していきたい」と話している。
(本島大・向所社友情報提供)