奉仕活動の功労が認められ
加藤成教さん(65歳・東門分教会長・袋井市)は1月21日、長年にわたる台湾での布教活動を通じての地域貢献が認められ、台湾政府から「外国籍特殊貢献優遇永久居留証」を授与された。
これは、台湾社会への奉仕活動のうえに功労のあった外国籍を持つ人に与えられるもの。公共交通機関や介護サービスなどの優遇措置が付与される。
今回、日本人の布教師として同居留証の取得が認められた初の事例であることから、現地メディアも大きく取り上げた。
東門分教会では、現地で布教を推進するための拠点として台湾伝道所を独自に開設している。加藤さんは約40年にわたり、伝道所を拠点に布教に従事する傍ら、災害救援や納骨堂の設立などに取り組んできた。
加藤さんは「先人・先輩の並々ならぬ努力があってこそ、現地の人々の信用を得て、多くの教友と共に喜び勇んで信仰生活を送ることができている。この道を、後世にしっかりとつないでいきたい」と話した。