ひのきしんデー参加者の声 – 報恩感謝の日々から得た私の“気づき”
ひのきしんデーの参加者の中には、日々さまざまな思いを胸に、自らひのきしんに取り組んでいる教友が少なくない。各地の「デー」参加者に、長年、地道にひのきしんを続ける中で得た“気づき”や信仰の喜びなどを聞いた。
足元のごみから「心を低く」と
久村英彰さん
77歳・大晴分教会ようぼく・京都市
支部活動として毎月のごみ拾い・除草ひのきしんに参加するようになって、20年ほどになる。参加するときは、いつも集合時間より30分ほど早く来て、自主的にごみ拾いや草抜きをしている。
足元のごみを拾っていると、心を低く通らせていただくことの大切さに、あらためて気づかされる。
3年ほど前、脳の病気で命が危ぶまれた。手術は奇跡的に成功し、徐々に体が回復する中で、親神様のご守護を肌身に感じた。この経験から、かしもの・かりもののご守護を心から喜び、ご恩報じの気持ちで、ひのきしんに励めるようになった。
とはいえ、日ごろから心を低くして過ごすのは、まだまだ難しい。これからも日々のひのきしんを通じて、心を磨いていきたい。
絶えざるご守護あってこそ
倉本光男さん
55歳・延岡分教会ようぼく・宮崎県延岡市
17歳のころから痔を患った。そんななか、職場で偶然知り合った教友の勧めで修養科を志願。おぢばで教えを学び、修了後は所属教会に住み込むことになった。
教会では、どんな御用も素直にさせていただいた。その後、手術を受けて痔の身上をすっきりとご守護いただいた。それからは、親神様への感謝の思いで、自主的に教会周辺や近所の公園の清掃を長年続けてきた。
また、6年前には左足に静脈瘤が見つかったが、会長さんにおたすけいただくなか、不思議なご守護を頂いた。
こうした折々のおてびきを思い返すと「親神様の絶えざるご守護があってこそいまがある」という、感謝の思いが胸に込み上げてくる。今後も喜び心いっぱいにひのきしんを続けていきたい。
喜んで通る姿伝えるため
武内千里さん
36歳・松丸分教会ようぼく・愛媛県松野町
数年前、天理で生活していたころ、夫に誘われるまま、本部神殿で参拝する際に回廊拭きひのきしんをさせていただきました。正直なところ、当時の私は、これといって特別な思いはありませんでした。
こうしたなか、3年ほど前に、夫の地元で暮らすことに。現在は仕事をしながら月に一度、所属教会や上級教会へ通い、ひのきしんをさせていただいています。
引っ越してからは、だんだんと私自身の心に変化がありました。それは、所属教会の会長夫妻が日々喜んで通られる姿に感銘を受け、その影響で、教会のどんな御用にも喜びを感じられるようになったことです。
現在、二人の息子にも喜びを伝えられるよう、勇んでひのきしんをするように心がけています。
心のほこり払う大切さ知る
西田幸夫さん
70歳・伊東分教会ようぼく・静岡県熱海市
信仰初代の私は、仕事帰りにできる限り所属教会へ立ち寄ってトイレ掃除をしている。
10年前、定年退職後に再就職した会社の社長が天理教の信仰者だった。勧められるままこの道に入り、その後は修養科を志願するなど、だんだん教えを深めていった。
2年前、仕事の悩みから心を倒す日が続いた。なんとか前を向かなければと考えた末に、所属教会のトイレ掃除を始めた。すると次第に心が澄んできて、悩むことが少なくなっていった。
ひのきしんをする中で、頻繁にトイレ掃除をしていても、油断するとすぐに汚れやほこりがつくことを知った。このことから、心のほこりも日ごろから払う努力が大切だと学んだ。普段のひのきしんの際は、心のほこりを払うことを意識しながらつとめている。