親里の高校生アスリート “夏の大舞台”へチャレンジ!
2023・7/26号を見る
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7月末から8月末にかけて「全国高校総合体育大会(インターハイ)」と「全国高校定時制通信制体育大会」が開催される。ここでは、夏の大会に挑む天理高校第1部と天理高校第2部のクラブを紹介する。(7月19日記)
柔道、ホッケー、ソフトボール 3競技 インターハイへ – 天理高校第1部
7月22日から8月21日にかけて、主に北海道内で開催されるインターハイ。今年は天理高校第1部から柔道、ホッケー、ソフトボールの3競技に出場する。
団体戦と個人戦で6階級に出場する柔道部女子。「一勝懸命」をテーマに掲げ、一戦一戦の試合に集中することを申し合わせて畳に上がる。主将の吉野紗千代選手(3年)は昨年もインターハイに出場し、個人戦48キロ級で3位入賞した実力者だ。
吉野主将は「大会ではチャレンジ精神を忘れずに戦っていく。団結力を心に、それぞれ個人・団体ともに日本一を目指す」と意気込む。
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今春の選抜大会初出場に続き、インターハイ県予選でも12年ぶりとなる優勝の栄冠を手にしたソフトボール部。
もともと打力が持ち味のチームだが、冬から春にかけて守備力強化の特訓を重ね、攻守ともに隙がない。県予選決勝では、奈良文化高校の反撃を抑え、4-1で守り勝った。
米田愛琉キャプテン(同)は「一人ひとりが自分たちのソフトボールをすることと、プレー中の声かけを意識して、相手チームを圧倒したい。目標はベスト8」ときっぱり。
働きながら学ぶ高校生 全国定通大会出場 – 天理高校第2部
働きながら学ぶ高校生のスポーツの祭典「全国高校定時制通信制体育大会」は、7月28日から8月21日にかけて東京都を中心に開催される。今大会には、天理高校第2部から8競技に出場する。
大会3連覇が懸かるバスケットボール部女子。
「繋ぐ」のスローガンのもと、チーム内での積極的な声かけを徹底。先輩後輩の関係を超えて信頼関係を築き、チームの結束力を高めてきた。
佐野りえキャプテン(4年)は「昨年の優勝校として、礼儀正しく堂々とプレーしたい。これまで支えてくださった方々に、優勝という形で恩返しをしたい」と語る。
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2022年、8年ぶりの優勝に輝いたバレーボール部男子。
新チーム発足後、連覇を目標に練習を続けてきた。高校から競技を始めた選手がいるので、経験者がサポートしながら基礎練習に注力。戦略の幅をさらに広げるべく、コンビネーションの強化にも努めてきた。
岸川慎太郎キャプテン(同)は「限られた時間の中で充実した練習ができたのは、学校の施設やOBの協力のおかげ。恵まれた環境への感謝を忘れず、一手一つに試合に臨みたい」と話した。