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しんぢつにたすけ一ぢよの心なら
なにゆハいでもしかとうけとる
「おふでさき」三号38
ムラサキシキブ
10月半ば、今年も教会長資格検定講習会で「おさしづ」の“英語取り出し授業”を担当する御用を頂きました。
今回の受講者は、H氏とS氏夫妻の3人。いずれもハワイ伝道庁管内の教会長を後継すべく受講しました。事前に受講者名簿を見たとき、驚きとともに、大きな喜びを感じずにはいられませんでした。というのも、H氏もS氏も「英語圏おやさと練成会」(当時、通称「おやさとセミナー」)の修了生で、筆者にとって旧知の間柄だったのです。
本部海外部主催の「おやさとセミナー」は、海外の道の後継者育成を目的に1984年に始まりました。当時、アメリカ・ハワイの両伝道庁管内の教会長・布教所長子弟の育成を急務と捉え、主に高校生を対象に二度の夏休みを利用しておぢばに伏せ込み、教えを学び、実践するというもの。全米から親里に集まった個性豊かな受講生は、2年目の夏が終わるころには、おぢばが大好きになり、おさづけの理を拝戴し、ようぼくとしての自覚を胸に帰国。親たちは子弟のあまりの変わりように驚喜し、その結果、海外の道の将来に大きな希望をもたらすプログラムとして高い評価を受け、現在まで続いているのです。
H氏もS氏も、セミナー受講当時は将来、教会長になるとは予想もしなかったでしょう。それでも、それぞれ紆余曲折の人生を経て、このたび教会長になるという尊い心を定めたのです。
たすけの道に、ひと筋に邁進する彼らの姿が目に浮かびます。
(足立)