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大西勇輝(22歳・愛媛県今治市)
幼いころから病弱だった私は、これまで何度も命が危ぶまれる経験をした。
5年前の夏、過労により体調が急激に悪化し、「自律神経失調症」をはじめ複数の疾患を併発した。当時、高校生だった私は日常生活もままならなくなり、心身ともに苦しい日々が続いた。
そんななか昨年、所属教会の会長さんから、「修養科を志願してみては」と勧められた。体調面に不安があり、ためらいもあったが、「いまを逃したら、神様にたすけていただける機会はもう来ないかもしれない」と思い、志願を決めた。
翌日から、たちまち体調が良くなっていった。その不思議な体験に、「親神様がお導きくださっている」と感じずにはおれなかった。
修養生活に入ると、始めは体調が優れない日もあったが、親神様にもたれることを意識する中で体が軽くなり、症状は大幅に改善されていった。
現在、完治したとはいえないものの、外出や食事など、それまで一人では困難だったことができるようになった。いま日常生活の中で、ご守護の有り難さを嚙みしめている。
また修養科中に、教友の悩みに寄り添うことで自身のつらさが和らいだ経験から、「将来は臨床心理士になって、自分と同じような悩みを抱えた人に寄り添いたい」と考えるようになった。その目標を叶えるため、現在、天理大学の心理学科を目指して受験勉強に取り組んでいる。これからも日々のご守護に感謝し、目標の実現に向かって努力を続けていきたい。