教祖ひながたを意識し「心を澄ます毎日を。」 – 第97回青年会総会
2023・12/6号を見る
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青年会本部(安井昌角委員長)は11月25日、第97回「天理教青年会総会」を本部中庭で開催。4年ぶりに人数制限を設けずに実施された総会には、国内外から会員が参集した。
青年会は現在、「心を澄ます毎日を。」の基本方針のもと、「教えに基づく対話」の実践などの諸活動を推し進めている。
朝から青空が広がったこの日。分会旗を先頭に掲げた会員たちが、本部中庭に続々と集まってきた。
午前10時55分、中山大亮青年会長の先導で、中山はるえ様、布恵様をはじめ来賓が入場。式典では、礼拝、開会宣言の後、中山会長が告辞に立たれた。
冒頭、中山会長は、青年会が掲げる基本方針「心を澄ます毎日を。」を実践するための二つのポイントとして、「ほこりを減らす」と「誠を増やす」を示したうえで、順を追って話を進められた。
その中で、まず「ほこりを減らす」について、「大切なことは、普段、自身がどんなほこりを積んでしまいがちなのか気づくこと」と指摘。人間関係に悩んだときなど、自らの心に矢印を向け、自分が積んだほこりに気づき、それをできるだけ減らそうと心がけることが大切と述べられた。
次に「誠を増やす」に言及。誠とは、人の良いよう、喜ぶよう、たすかるような言葉かけや行いであるとして、「日常生活の中で小さな誠を積み重ねていくことが大切」と強調。人に親切にしたときなどに、相手に見返りを求めてしまうことがあっても、神様へのご恩報じのために誠を尽くすという本来の目的を思い出すことが肝心、と話された。
最後に中山会長は、いまは教祖140年祭へ向かう三年千日のさなかにあることを踏まえ、一人ひとりが教祖のひながたにヒントを求めながら、ほこりを減らし、誠を増やす努力をすれば教祖が喜んでくださるとして、「お互いに先を楽しみにしながら、心を澄ます毎日を通らせていただこう」と呼びかけられた。
続いて、真柱様のメッセージを、中田善亮表統領が代読した。
その中で、「この三年千日は普段よりしっかりとひながたを意識して通るということを、青年会活動の中で心がけてもらいたい」と求められた。そのうえで、「全教が一手一つに歩むべきこの旬に、青年会の皆さんも仕切って布教と求道に励んで、ご存命の教祖にご安心いただき、お喜びいただける姿を目指していただきたい」と述べられた。
この後、会員が「あらきとうりよう指針」を唱和。最後に全員で『天理教青年会々歌』を斉唱した。
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なお、午後には関連行事が親里の各所で催され、各行事に大勢の会員が足を運んだ。
こちらから当日の様子をご覧いただけます。