立教186年11月月次祭 – 小春日和のもと
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教会本部の11月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。
大亮様は祭文の中で、教祖をやしろにこの世の表にお現れになり、たすけ一条の道をつけて、陽気づくめの世界へとお導きくださる親神様のご慈愛にお礼申し上げたうえで、「私どもをはじめ教会長、ようぼく一同は、教祖の道具衆であることを自覚し、親神様のお心に溶け込み、教祖の親心にお応えすべく、明るく勇んでにをいがけ・おたすけに真心を尽くし、丹精を積み重ねて、仕切っての成人と一手一つの実動の歩みを活発に進めさせていただく決心でございます」と奏上された。
続いて、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
この日を目指して、直属教会をはじめとする大小の団参が相次いで実施され、大勢の帰参者でにぎわった。穏やかな小春日和のもと、参拝者は一心に「みかぐらうた」を唱和した。
おつとめの後、梅谷大一本部員が神殿講話に立った。
梅谷本部員は、心定めの意義とその達成に向けて取り組む姿勢について話を進めた。
その中で、教祖から「どんな花でもな、咲く年もあれば、咲かぬ年もあるで」(『稿本天理教教祖伝逸話篇』198「どんな花でもな」)というお言葉を頂いた先人たちの歩みについて、「咲かんものでも、花を咲かせて、どうでも教祖にお喜びいただきたい」という強い思いや具体的な行動が、のちの教会設立や相次ぐ部内教会の誕生に結びついていると信じる、と述べた。
そのうえで、親神様・教祖はそれぞれの状況を分かったうえで、この教えを伝え広める大切な御用を託してくださっているとして、「自分にできることを考え、それを素直に実践する人々の心を誠真実と受け取った証拠に、不思議めずらしいご守護もお見せくださるのだと思う」と話した。
最後に梅谷本部員は、親神様・教祖は、私たちが心を定めて取り組めば、必ず喜びを味わわせてくださるとして、この旬に、それぞれに掲げる心定めの達成を目指して、一歩一歩着実に、をやにお喜びいただける成人の歩みを力強く推し進めようと呼びかけた。