連載企画 おやさとスケッチ – 心躍る春爛漫の季節
西薗和泉 画家
■にしぞの・いずみ――1960年、天理市生まれ。84年、京都市立芸術大学油画科卒業。2021年まで天理中学校美術教諭を務めた。『すきっと』(道友社刊)で「毎日がスケッチ日和」を連載中。勢白分教会ようぼく。
4月18日、教祖誕生祭。おぢばで学び、天理中学校で勤務していましたので、本部中庭でブラスバンドの響きに合わせて、『教祖御誕生祝歌』を合唱するのが常でした。このところ、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、それが行われないのは寂しいですが、教祖殿に向かって声の限り歌うのが大好きでした。
私の誕生日は教祖と同じ4月で、18日の3日前の15日ということもあって、より親近感がわきます。そのうえ、15日は天理中学校の創立記念日でしたので、良い日に生まれたと思ったものでした。
4月といえば入学式。入学式のときに桜が咲いているか散っているかで、テンションがかなり変わってきます。桜の木の下での記念撮影は気持ちも華やかになり、満面の笑顔になれる気がします。
かつて担任を受け持ったとき、すでに桜のピークを過ぎていたことがありましたが、黒板に、花型に切り抜いた桜の装飾を施して、教室に花を咲かせたこともありました。
今年は気温が急に上がり、「桜も熱中症にかかるのでは」と思うくらいでしたが、なんとか持ちこたえたようです。
親里の桜は、近年とみに広く知られるようになりました。SNSの普及が大きいのでしょう。
道友社が作成した「おやさと桜MAP」やフォトブック『おやさと花だより 春』は、見ているだけで心が躍ります。それらによると、親里に植えられている桜は、ほとんどが信者さん方のお供えであるとのこと。その一本一本に、おぢばに寄せる熱い思いが込められているのです。
今春初めて夜間ライトアップされた別席場前のシダレザクラは、絶好の写真撮影ポイントになりました。
スケッチしていると、撮影する人たちで入れ替わり立ち替わりにぎわっていました。
撮られた写真は、全国、いや世界にも送信されて、画面の向こう側にいる人たちも、きっと笑顔になっていることでしょう。
絵てがみプレゼント
季節の絵てがみ
緑も花もまぶしい季節です
西薗さん描き下ろしの絵てがみを、抽選で3人の方にプレゼントします(上はサンプル)。ご希望の方は、ハガキまたはEメールで「4月20日号『おやさとスケッチ』絵てがみ希望」と明記のうえ、住所・氏名・年齢・電話番号を書き添えて下記まで。紙面の感想やご意見も併せてお聞かせください。今号の締め切りは4月29日(消印有効)。なお、当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。
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天理時報「おやさとスケッチ」係
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