田中康温さん(74歳・筑後川分教会長・佐賀市)は先ごろ、長年にわたる矯正施設での宗教教誨活動の功績を称えられ、古川禎久・法務大臣から感謝状を贈られた。
田中さんは前任者の推薦で平成13年に教誨師を委嘱された。以来、22年間にわたり佐賀少年刑務所へ赴き、月1回の面接と講話を通じて対象者の更生に努めてきた。
また、昨年から佐賀県教誨師連盟の副会長を務めている。
このほか、平成16年には佐賀少年刑務所から感謝状を受けた。
田中さんは「講話や面接では、対象者自ら幸せや親のありがたさに気づいてもらえたらとの思いで、神様から自由に使わせていただいている心を入れ替えるよう促すとともに、お道の教えを胸に置いて向き合ってきた。これからも、対象者の“心の入れ替え”を手助けしていきたい」と話している。
(佐賀・宮崎社友情報提供)