立教187年4月月次祭 – 春たけなわのころ
2024・5/8号を見る
【AI音声対象記事】
スタンダードプランで視聴できます。
教会本部の4月月次祭は26日、中山大亮様祭主のもと、本部神殿で執り行われた。
大亮様は祭文の中で、子供の成人を楽しみに一れつをお育てくださる親神様の親心に御礼申し上げたうえで、「私どもはじめ教会長、ようぼく一同は、親神様のお望みくださる陽気ぐらし世界の実現に向かって、まずは教会長が先頭に立ち、それぞれの教会につながるようぼくと共に一手一つになって、勇み心を奮い起こし、教祖の道具衆としてのつとめを果たす決心でございます」と奏上された。
この後、かぐら・てをどりが陽気に勤められた。
春たけなわの陽気に包まれたこの日の親里。時折、心地よい風が神苑一帯に吹きわたるなか、参拝者は心一つに「みかぐらうた」を唱和した。
おつとめの後、永尾洋夫本部員が神殿講話に立った。
永尾本部員は、教祖が貧に落ち切られたご事歴を踏まえ、「そこに、わが身わが家を顧みることのない『底なしの親切』を見ることができると思う」と指摘。そのご行動は50年のひながたに貫かれているとして、「この『底なしの親切』こそが、私たちがたすけ一条の道を進めていくうえで欠かせない基本ではないか」と話した。
続いて、今年10月に1千期を迎える修養科について話を進めた。
修養科では現在「授業の充実」と「おさづけの取り次ぎ」に加えて、ねりあいやホームルームを通じて、学んだ教えをどう実践につなげていくかを大切にしていると強調。ご守護を有り難いと感じるようになるには環境が重要だとして、当たり前が当たり前ではないことに気づき、感謝の心が芽生える環境が、修養科にはたくさんあると語った。
そのうえで、「息一つ」である本部と教会が一手一つに努めさせていただいてこそ人が育っていくとして、修養科を志願してもらえるよう、諦めずに旬をしっかり見定め、一人でも多くの方に声をかけ続けるよう促した。
最後に永尾本部員は、29日に実施される「全教一斉ひのきしんデー」に向け、「身の内に、そして世界に頂戴している親神様の十全のご守護に感謝して、報恩の心で、ともどもにひのきしんの汗を流させていただこう」と呼びかけた。